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お笑いライヴのギャラ事情

吉本興業のギャラが少ないって話がよく話題になります。
同じくらいのキャリア、人気の芸人が地方営業に行って
吉本と非吉元芸人のギャラに数倍の開きが当たっとか、
テレビの出演料のゼロが一つ違うとか。
吉本が取り過ぎだ!吉本のギャラが安い!
みたいなことを度々言われます。
全てがそうというわけではありませんが、上記のようなケースは実際にあります。
「吉本じゃなくて○○に行けばよかった」
と愚痴る芸人お話もよく聞きます。
ただしこれは売れた芸人のお話。
売れる前の時点で言うと
他事務所よりも吉本の方が圧倒的に待遇が良いのです。
特にライヴ。
自社劇場を多く管理している吉本では
毎日複数会場でのライヴを開催。
そこに出演する芸人にはギャラが支払われています。
闇営業が大騒ぎした頃、
「○○ライヴに出たけど▼▼円しかもらえなかった」
と芸人が愚痴tweetを流していましたが
他事務所の売れない芸人からしたら
「▼▼円しかもらえなかった」
は、
ギャラ出てるのかよ!と羨ましく思う人もいるほどです。
いわゆる地下ライヴの場合、
基本ギャラは出ません。
それどころかエントリー料金を支払わなければいけない例も多いです。

・ギャラをもらって出る
・ノーギャラで出る
・お金を払ってでも出る

芸人の格と集客力とライヴのレベルによりますが
上の3つに分かれます。

事務所が絡んでいないライヴは基本2番目か3番目。
芸を磨くためには場数が必要。
お金を払ってでも舞台に立ちたい。
そのためにバイトをする。
バイトで稼いだお金をエントリーフィーとして支払い舞台に出る。
舞台でクタクタになりながらバイトに行く。
バイトでクタクタになってネタを作り時間が削られる。
不本意なネタで舞台に立つ。
その舞台のエントリーフィーはバイト代で捻出。

こんな不自然なローテーションで回りながらも
舞台に立ち続けている芸人。
星の数ほどいるのです。
 

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