R-1グランプリ2025決勝進出者
2020年以降KOCとM-1で書いていたファイナリスト感想note。今年はR-1でも書くことにしました。
2025年2月2日、2025年3月8日に開催されるR-1グランプリ2025決勝戦に進出するファイナリスト9名が発表された。このnoteでは、ファイナリスト9組の個人的感想を書いていこうと思う。
※ファイナリストはネタ順で記載。
※準決勝のネタは一切見ていません。
① ヒロ・オクムラ
決勝初進出。
今夜も星が綺麗としても活動しているが本職はピン芸人。知名度で言えば今大会で1,2を争うほど低いダークホース。個人的にはファイヤーサンダーこてつに似た声という印象。ピンネタは見たことないので楽しみ。優勝目指して頑張って欲しい。
② チャンス大城
決勝初進出。
50歳にして初となる賞レースファイナリストの座を掴んだ。強烈なエピソードトークやクセのあるショートネタやモノマネは見たことがあるが、4分ネタははっきり言って未知数。今大会をかき乱す存在となるか。優勝目指して頑張って欲しい。
③ 田津原理音
2年ぶり2回目の決勝進出。
前回出場したR-1 2023では見事優勝。しかし、圧倒的な平場の弱さと運の無さで露出は全く増えず。芸歴制限が撤廃されたR-1でも優勝して実質的に連覇を果たすことが出来るのか非常に楽しみ。優勝目指して頑張って欲しい。
④ ハギノリザードマン
決勝初進出。
細かすぎて伝わらないモノマネでは、独自性の高い着眼点から生み出されたネタで常連かつ優勝経験もある。しかし、4分ネタのR-1ではどのような戦い方をするのかが非常にカギとなってきそうだ。優勝目指して頑張って欲しい。
⑤ ルシファー吉岡
2年連続7回目の決勝進出。(芸歴制限を考慮すると7大会連続7回目の決勝進出)
昨年はファーストステージを1位通過したものの、ファイナルステージで大失速。いわゆるやっちまった現象を引き起こして3位に終わった。今年こそ圧巻の2本を披露して悲願の優勝を達成出来るのか。優勝目指して頑張って欲しい。
⑥ 吉住
2年連続4回目の決勝進出。
昨年は街裏ぴんくに後一歩のところで敗れて準優勝。実力は誰もが知るところだが、Wとの2冠へ後一歩が遠い印象。個人的には過去3度の決勝戦で1度も3位以内評価のないザコシにハマるのかは注視したいポイント。優勝目指して頑張って欲しい。
⑦ さや香 新山
決勝初進出。
M-1ではフットボールアワー以来となる2年連続ファーストラウンド1位通過に加え、からあげ4の暴走や見せ算の悲劇など、記録にも記憶にも残る動きをし続けた。初決勝の勢いでR-1の方を先に制するのか。優勝目指して頑張って欲しい。(2本目で大コケしてほしくもあるが…)
⑧ 友田オレ
決勝初進出。
全国ネット賞レース史上初となる、21世紀生まれのファイナリスト。21世紀生まれの自分からすれば、ついにこういう時代がやってきたかとワクワクした。正直8番手歌ネタは去年のお抹茶を連想させるが果たして。優勝目指して頑張って欲しい。
⑨ マツモトクラブ
4年ぶり7回目の決勝進出。(芸歴制限を考慮すると3大会ぶり7回目の決勝進出)
初決勝時の敗者復活→準優勝から10年。かつてルシファーらと共にR-1を支えた演劇派コント師が決勝の舞台に帰ってきた。ネタ時間が4分になったことでより深い世界観のコントが見れそうで楽しみ。優勝目指して頑張って欲しい。
総括
準々決勝で寺田サツマカワどくさいといった常連や前年ファイナリストが敗退する波乱もあった今年のR-1。準決勝でも真輝志kentoお抹茶の前年ファイナリストやZAZYヒューマン賀屋など過去大会の好成績者、ふかわヒコロヒーキンタローといった認知度の高い者が敗退した。
そんな中で決勝進出を果たした9名なのだが、個人的には正直初決勝5名が3位以内に入る可能性が高いとは思えない。そして、その思いはネタ順が決まった後に更に強まった。田津原がファイナル進出への基準点を出して、ルシファー吉住が一番の盛り上がりになり、トリのマツクラが食い込むかどうかという流れで、初決勝5名が5-9位に沈む展開が一番面白くない展開なのだが結構な確率であり得そう。初決勝勢で誰がシンデレラボーイになるかが大会の盛り上がりを握るカギになってきそうだと考える。
個人的に好感が持てるのはMCの霜降り明星。ラジオなどの各媒体でR-1への熱い思いを語っており、今年はファイナリスト発表会見のMCも務めた。R-1の地位向上が霜降りの地位向上にダイレクトに関わるので本当に頑張って欲しいと思っています。
最後に、現在フジテレビは存続危機に関わるとんでもなく大きな問題を抱えているが、R-1はここまで来たら無事に開催されて欲しい。そして、ヤラセ疑惑も優勝者への異論も無い手放しで称賛出来る決勝戦が開催されることを祈っています。