R-1改革案

今年、参加資格が芸歴10年以内に変更されたR-1グランプリ。その他にも様々な改革が行われたのだが、同じく今年大きな改革が行われたキングオブコントに比べると、低い評価をつけざるを得ない。では、R-1グランプリ2022が開催されると仮定して、どのように改革したら良いのか?今回のnoteでは個人的なR-1改革案を語っていこうと思う。

参加資格

2002年の大会開始から2018年までは、「プロ・アマ・芸歴一切問わず」というキャッチコピーの下、芸歴制限は一切なかった。2019・2020年は、プロの芸人のみが参加可能へと変更され、2021年は、プロは芸歴10年以内、アマチュアはR-1出場10回以内へと変更された。
しかし、個人的には芸歴10年以内への変更にそこまでメリットを感じなかった。これは別のnoteでも書いたが、改革する所はそこなのか?と思う。
そして、個人的な改革案は、プロ・アマ・芸歴一切問わずの状態に戻すことである。ゆりやんレトリィバァには申し訳ないが、現在のR-1に制限を設けるのは得策ではない。

ネタ時間

2002年の第1回大会は8分。それ以降は知識不足で申し訳ないが知らない。(多分4分だと思う)そして、2012年以降の決勝戦のネタ時間は3分。しかし、このネタ時間については芸人を始め様々な人が肯定的であるとは言い難い。個人的には3分というネタ時間は、コンビ芸人がピンネタを考えるのにワンアイデアで突っ切れるギリギリの時間だと考える。
個人的な改革案は、ネタ時間を4分にすること。これなら、ワンアイデアで勝負しても2本目を含めて更にもうひとつの展開・爆発を求められそうな気がするからである。さらに、1分増えることで、ネタに厚みが出ると思う。

放送時間

R-1は2009年にゴールデンでの放送を開始してからは、一貫して19:00~20:54(もしくは19:00~21:00)というように、2時間枠での放送となっている。しかし、M-1は、2002・2003こそ2時間枠だったものの、2001・2004~2010年と2015・2016年は2時間半、2017年は3時間、2018年以降は3時間半の放送時間である。THE MANZAIも2011年こそ4時間超だったものの、2012年以降は2時間半。キングオブコントは、2008年のみ2時間で、2009年以降は3時間。THE Wは2017年の大会開始以降一貫して3時間である。
つまり私が言いたいのは、R-1の放送時間短すぎませんか?ということである。R-1がしなければならなかった改革は、放送時間の増加だと思う。あの番組内容だったらなおさら。
個人的な改革案は、視聴率などの観点から総合的に判断した上で、土曜日の午後6時半からの2時間半の放送にするべきだと思う。正直、今年のR-1の視聴率を見るに激戦区の日曜ゴールデンで視聴率が取れるコンテンツではない。ただ、覚悟があるなら日曜日の午後7時からの3時間放送が良いと思う。

ルール

今年のR-1は、11年ぶりにトーナメント制を止めて点数制にした。個人的には、決勝のルールを変える必要はないと思う。

司会者

霜降りねぇ…10年以内の大会ならまだ分かるが、芸歴制限無しの大会のMCは早いかな。かといって、他にやらせる人もいないし…R-1きっかけなら博多華丸・大吉がいるけど。

審査員

今年のR-1では、審査員についても大きな改革が行われた。今年の審査員は陣内智則・友近・ホリ・古坂大魔王・マヂラブ野田・麒麟川島・ハリウッドザコシショウの7名。まず、今年の審査については個人的に何の不満もなかったことを言っておく。個人的には、陣内・友近・ザコシは留任で良いと思う。麒麟川島については、R-1決勝進出経験者だが、最高成績は2010年の4位。ベターだがベストではないのかもしれない。ただ、他に適任者もいないし…マヂラブ野田は、芸歴制限のない大会の審査員は早いのかもしれないが、キングオブコントでかまいたち山内が審査員を務めたので大丈夫だろう。ただR-1の審査員を務めるならば、早めにキングオブコントを取るか卒業してほしい。
そして、意見が分かれそうなホリと古坂大魔王。ちなみに、2人がいなかった場合の順位はこうなる。(カッコ内順位は7人審査員の順位)

ファーストステージ
1 ZAZY 475点(1位)
2 ゆりやんレトリィバァ 474点(2位)
3 高田ぽるこ 465点(4位)
4 かが屋賀屋 464点(3位)
5 kento fukaya 463点(6位)
6 土屋 458点(7位)
7 森本サイダー 458点(5位)
8 吉住 458点(8位)
9 マツモトクラブ 450点(9位)
10 寺田寛明 447点(10位)
ファイナルステージ
1 ゆりやんレトリィバァ 469点(優勝)
2 ZAZY 468点(2位)
3 かが屋賀屋 462点(3位)

どうです?ほとんど変わらないでしょ?特にホリは最高点96点(森本サイダー・かが屋賀屋)最低点93点(マツモトクラブ・寺田寛明)というM-1 2020の恵美ちゃんの点数幅。だから、この二人の存在を幅広い視点の担保とするかしないかということで、R-1という大会の色を決めると思う。個人的にはいたほうが良い。

ここまで長々と書いてきたが、最後にR-1グランプリ2022で私がした方が良いと思う改革は、

・芸歴制限の廃止
・ネタ時間4分に延長
・放送時間は最低2時間半

この3つである。

R-1グランプリ2022、楽しみに待ってます。

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