キングオブコントの会2023感想
春のコント特番として定着しつつあるキングオブコントの会。このnoteでは各コントの簡単な感想を述べていこうと思う。
① 自動車教習所(かまいたち)
掛け合い中心のコント。山内の面倒くささが出まくっていた。ツッコミに小峠を据え、あえて濱家をボケ役にしたのが良いなと思った。
② サスペンスドラマ(ロバート)
秋山らしい切り口としつこさで形成されていてとても面白かった。監督の家庭事情弄りからのコメディインの展開はおもろすぎる。
③ 記者会見(シソンヌ)
過去2年とは打って変わって動の大竹で勝負。設定はもちろん、コケた所がハプニングとしても展開としても面白かった。
④ 誕生日パーティー(ニューヨーク)
ニューヨークらしさ全開の悪意と展開のコント。ライス関町だけ本人役って。菊田の役はほぼカギのバチェ男やん。
⑤ 運動機能操作センター(松本人志)
松ちゃんがまさかの8時跨ぎ。独創性のある設定で面白かった。LIFEでやってそうなコントっぽく感じた。
⑥ 神対応(さらば青春の光)
凄かった。名作居酒屋の進化系。展開の作り方もテレビコントらしさを存分に活かしていたし。角田がいることで熱量が更に出ていた。
⑦ 老舗(ジャングルポケット)
2年前のコントよりもテレビコントを意識した作りになっていたように感じた。大竹が良いアクセントになっている。
⑧ 進路面談(ライス)
バイきんぐをW主演に据えた印象。ベーシックなコントかもしれないが、設定が面白かった。
⑨ 亀教(かもめんたる)
う大の教祖感と滲み出る狂気をここまで面白いコントにする凄さよ。個人的にはこれが一番面白かった。
⑩ マッサージ店(東京03)
本人たちの言う通り、確かにテレビコントでしか出来ないコント。設楽にああいう役やらせたら右に出る者はいない。
⑪ ビジネスホテル(ハナコ)
今年は大人数コントに挑戦。馬鹿馬鹿しくて面白かった。岡部が何度も演技の確認にくる下りが好きだった。
⑫ 家族写真(空気階段)
独特のアプローチのコント。おたけが出てくるまでの流れはセンスに満ち溢れていて面白かった。
⑬ シミュレーション(バイきんぐ)
バイきんぐやっぱり狂ってる。ラストのカオスな空間の時は、もう笑いが止まらなかった。
⑭ 雨の降らない村(ビスケットブラザーズ)
2段階のバラシを用意し、雨が降らない理由の伏線回収した所まではめっちゃ面白かったけど、ラストの下りいるか?
総括
3回目ということもあり、どの組も舞台コントでは出来ないようなネタでとても面白かった。3時間一気に見たのだが、密度の濃さが凄い。
早くも来年のキングオブコントの会が楽しみ。おっと、その前にキングオブコント2023がある。コント最高やん。
戯れ言
まず、コント出演数について。今回の最多出演はライス関町の8本。(自動車教習所・サスペンスドラマ・誕生日パーティー・老舗・進路面談・亀教・ビジネスホテル・家族写真)
2位がバイきんぐ西村・ニューヨーク嶋佐の5本なので、結構断トツ。一方、1本のみの出演は、設楽・ライス田所・かまいたち・ニューヨーク屋敷の5名。
かまいたちは単独ライブもあって忙しかったのかもしれないが、コンビでKOCに関わりがある(山内=審査員・濱家=暫定ボックスレポーター)ので寂しい。
そして設楽。3年間で出演したのは4本であり、しかも、日村抜きのピン出演は東京03のコントのみという状況である。ここまで出演が少ないのならもうバナナマン担当コント書いてくれよ。
さまぁ~ずは重宝される大竹とあんまり出てない三村という印象。三村に関してはう大のタレコミが物語ってる感も。
そして、今回ビスブラがちょい役とは言え松本人志を使ったことは個人的にとっても良いと思う。これをきっかけに来年誰かが松本人志をがっつり使ったコントを作って欲しいものだ。
続いて、入会候補芸人。キング以外で今回出演した、さらば・ジャンポケ・ニューヨーク、第1回出演のロッチ・チョコプラ以外では、なかなか候補が見つからない。
ここ2年の準優勝勢(マミィ・男ブラ・コットン)は将来的には呼ばれそうだが、現在もKOCで戦ってるから今すぐというのは考えにくい。
となると、キング以外の新入りはもう良いかなというのが結論。
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