第7世代に捧げるnote

2019年頃にお笑い界を席巻したお笑い第7世代。しかし、2022年春、その勢いは見られず終焉を迎えようとしている。しかし、私はそう思わない。それは何故か?その理由を解説していこうと思う。

知らない人はいないと思うが、まずは第7世代の歴史から。

第7世代の歴史

賞レースポツポツ期

まず第7世代は2014年に始まったと思う。そのスタートとなった存在は馬と魚。平成生まれの芸人で初めて全国ネットの賞レース決勝進出を果たし、準優勝の好成績を残す。同年のキングオブコントではリンゴスターが平成生まれ初のファイナリストに。2015年、R-1でゆりやんレトリィバァが3位に、そしてキングオブコントでコロコロチキチキペッパーズが優勝。西野は24歳、芸歴3年半で優勝を掴んだ。その後、2016年もゆりやんがR-1で3位に、M-1ではカミナリがファイナリストになった。2017年、R-1ではゆりやんが3年連続、ブルゾンちえみ、キングオブコントでは、にゃんこスター(アンゴラ村長)・パーパーが決勝進出。そしてM-1では、ゆにばーすはら・さや香新山の2名が史上初となる平成生まれファイナリストとなった。
このように若手がどんどん出てきている現状だった。そして、2018年を迎える。

賞レース総なめ期

まずは、2017年年末、この年初開催となったTHE Wでゆりやんレトリィバァが初代女王に輝く。そして2018年、まずはR-1、平成生まれが6人と一気に若返ったこの大会を濱田祐太郎が制する。さらに、キングオブコントではハナコが優勝。
そして、M-1。まずM-1は芸歴制限こそあるものの、2017年までの平成生まれファイナリストは2人のみ。そんなM-1を制したのは、霜降り明星。M-1から誕生した新たなスター候補。嫌でも世代交代の機運が高まった。さらに、2019年のR-1を粗品が制し、賞レース総なめ期は終わりを告げた。

お笑い第7世代誕生期

発端は、M-1優勝直後の2018年12月にせいやがラジオで発言したこと。そして、若手を使う機運が高まっていた状況もあり、第7世代芸人がブレイクしていく。王者の霜降り・ハナコはもちろん、EXIT・宮下草薙・四千頭身・かが屋・ティモンディ・納言…色々な芸人が出て来た。

第7世代黄金期

2019年末、THE Wを3時のヒロインが制したこともあり、第7世代は1つのブームに。年末年始の番組で特集が組まれ、2020年春には、第7キングダム・霜降りミキXIT といった番組がスタート。第7世代は春を謳歌していた。しかし、コロナ渦もあってか勢いがストップ。そして、先輩達の逆襲が始まった…

6.5世代逆襲期

2019年の賞レースは、THE Wこそ3時のヒロインが優勝したとはいえ、キングオブコントはどぶろっく、M-1はミルクボーイと第7世代ではない芸人が制した。2020年もR-1を野田クリスタル・KOCをジャルジャル・M-1をマヂカルラブリーが制した。惜しい所まで行ったのKOCの空気階段のみ。この時期、賞レースで第7世代の躍進はなかった。
そして、アメトークで「俺らビミョーな6.5世代芸人」が放送された。これが好評。そして、2020年春からレギュラー放送を開始した有吉の壁で6.5世代芸人達が躍動。一気に第6.5世代芸人達が形成を逆転した。

第7世代終焉期?

2021年のお笑い界は、賞レースこそ、ルール変更したR-1でゆりやんレトリィバァ、キングオブコントで空気階段、THE Wでオダウエダが王者となるも、M-1では、オズワルドを逆転した錦鯉が王者に。第7世代の復権とはならず。そして、2022年の春改編では、霜降りミキXITが終了。霜降り明星は一気にレギュラー番組が5本終了した。(本人達の名誉の為に言っておくと、5本終了し、2本開始。)

第7世代の歴史というのはざっとこんな感じである。

では、ここからが本題。

第7世代とは何か?

今、ほとんどの人が第7世代とは?という質問に対して答える芸人は決まっている。霜降り・EXIT・宮下草薙・四千頭身…
じゃあ第6.5世代は?という質問に対してはかまいたち・チョコプラ・ジャンポケ…辺りか。
ちなみに、これからの説明をしやすくするために、私が思う第6.5世代芸人は、しずる・はんにゃ・フルポン。これは何が言いたいかというとというと、彼らが第6.5世代で早めに売れた芸人。もっと言うと、オリラジ・ハリセンボンも芸歴・年齢的には6.5世代。要はまだ第7世代の底は見えていないということ。
私に言わせれば、空気階段もオズワルドもニッポンの社長も男性ブランコもザ・マミィも真空ジェシカも東京ホテイソンも全員第7世代。
要は、平成生まれで芸歴10年前後ぐらいかそれ以下の芸人達を第7世代だと思っている。そういうくくりで第7世代を見ると、まだまだ埋もれた才能はいると思うし、賞レースは第7世代の時代が来る。というか賞レースだけならもうきている。(M-1はまだきてないけど)

そして、霜降り明星。私は、彼らが世代の初めにブレイクして消えていく芸人になるにはもったいないだけの才能を持っていると思う。だからこそ現状に満足して欲しくない。


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