【VOL.10】「本当の自分」を見つけるヒント
「このままじゃ、自分じゃなくなる感じがする」
今朝のセッションでの、クライアントさんがご自身の感覚を言葉にされていました。
自分じゃなくなる感じ。
与えられた仕事、役割を必死に取り組んでいるうちに、自分を見失うような感覚になっているとのことでした。
人って本当に不思議ですね。
自分を生きているのに、同時に「自分じゃなくなる」そんな感覚を得ている。
「うまく言葉にできないけど、わかります、私もそんな感じ。」
という方は多いのでは?と思っています。
「自分らしくない」と感じさせる2つのポイント
「自分らしくない」と感じる時は、大きく2つあります。
1、方向性が自分が目指したいところと違うとき
例えば、
争いとか比較がない、穏やかな世界を目指しているのに、取り組んでいる仕事が「他の誰かよりも勝つこと。数字を上げるのが最優先。」という世界の場合。
いつの間にかその仕事に自分を合わせてしまって、当然、自分を見失う感覚になっていくでしょう。
2、役割(ポジション)が自分の特性と違う場合
どちらかというと、広く全体を見ながら調整することができる特性がある人が、リーダーになり、ぐいぐい引っ張ることを期待されるポジションにいた場合。
役割に自分を合わせようとして気を張り続ける。
そして、自分らしさを見失うことになっていくでしょう。
大切なことは何かを再確認しよう
いつの間にか自分が大切にしたいことや、自分の特性を活かすことより、求められることに自分を合わせることに必死になっていませんか?
「役割がその人を成長させる。だから、与えられたものに一生懸命応えていく。」
という道もあります。
でも、
「自分に合った方向性・役割を大切にして、自分を成長させていく。」
という道もあります。
要は、自分はどの道をいきたいか?ということだと思うのです。
私は、後者を大事にしています。
この「自分に合った方向性・役割」を大切にしようとした場合、
分からなくなるのは、
「自分らしさって何?」
というところ。
ヒントは、自分がホッとする感覚にある
私自身が、今感じているのは、
本来の自分とは、ホッとする感覚のところにある。
ということ。
無理している時は、体に力が入ります。
でも、自分らしくあるときは、無理がない時。
だから、「ホッ」とする感覚の時なんです。
ふっと、自分の体の感覚に意識を向けた時、
力んでいるな〜と感じたら、自分じゃない自分になろうと無理をしている可能性があります。
そういえば、力んでもないし、楽に捉えられていたな〜と思うときは、自分らしさを活かせる状態になっている可能性があります。
あなたがホッとできる考え方ややり方を探してみよう。
ぜひ、この辺りをヒントにして、
「本当の自分」を探してみてくださいね。
それでは、また!
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