1976年6月26日。
今日は、6月26日です。
アントニオ猪木さんのファンである方にはとても重要な日です。
モハメド・アリさんと闘われた日。
もう、沢山語られていますよね色んな方々が。
それだけ、凄い日になってる。
この日は『原点』である。
僕が語っちゃ野暮ですよね。
↑ もちろん購入して見ました。
今でも大事にしています。
僕はアリ戦の、逸話が大好きなんです。
付人の藤原喜明選手に「俺、勝てるよな?」って聞いてみたり。
アリ陣営が、ピストル持って構えていたり。
試合後『世紀の大凡戦』って批判浴びた猪木さんですが、乗ったタクシーの運転手さんに「私は居合いをしていますが真剣勝負とはああいった試合ですよね」って言われて救われた話など。
当時は僕はリアルタイムで見れていないんですけど、語られてる本を読めば読むほどにおもしろくて。
皆、話が違っていくんですよ。
底なし沼。
もう猪木さんは『語られる人』なんだなぁ、と思った。
その猪木さんを今は大好きなんだ!と思ったら少年の僕は嬉しかったんですよ。
本を読み込んでいくと、アリさんの凄さも またわかっていきましたから。
まだ現役だった猪木さんの『物語』を追いかけられる!と思ったから。
色々言われてるのが、また猪木さんらしいですよね。
猪木さんって、お金じゃないんですよ。
宝探しが大好きなんです。
宝探しって、見つけるまでが一番おもしろいんですよ。
探してる時が。
『ロマン』が大好きな人。
で、試合終わったら、また創り上げていく。
『破壊なくして創造なし』の人。
MMAの源流。
でも、それ以上に不可能を『やった人』なんです。
僕にとって。
今も、イノキ・イズムって語られていくのは、選手以上に僕達ファンにイズムが根付いているからだと思います。
社長さんだったり、コックさんだったり、サラリーマンだったり。
苦しい事でも猪木さんを思い出しては「まだまだ!」と立ち上がる。
それだけ僕達の生き方に影響力を与えてくれているんです。
だから猪木さんは、プロレス内以上に外からの支援者がいると思っています。
1976年6月26日。
プロレスファンは、日にちを覚えてるんです。
8・26とか。
6・26も忘れられない日なんです。
馬場さんが亡くなられる前に猪木さんと偶然に会った時に「お前は良いよなぁ」って言われたらしい。
これが本音だと思います。
たくさんお金や人に騙されたけど『好き』な事をトコトンやってこられた方。
振り回された人はたくさんいるでしょうけど。
でも、会ったらアントン・スマイルで許される。
自己啓発本読むんだったら、猪木さんの試合を見る方がやる気が出ます。
「オメェは、それでいいや」
「どうってことねぇよ」
「めんどくせぇんです!」
「見つけろ!テメェで!!」
これさえ知っていれば大丈夫。
インフルエンサーが、すごい訳では無い。
大きな会場で闘う事がステータスでは無い。
どんな土地でも、どんな大舞台でも休まず、その場所で闘う。
巡業で、いつも通りに激しい試合をする。
選ばれし・選ばれた者。
それが『プロレスラー』だと思います。
闘い続ける。
明日も、頑張っていこう。
猪木さんも、まだまだ闘われているんだから。