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[きりん]資さんうどんは『すけさんうどん』

こんにちは皆様、
煩悩担当のきりんです。

関東に資さんうどんが上陸したという事です。
ご存知でしたか?!ね。
そもそもの事で恐縮ですが、このうどん屋さんは『すけさん』うどんです。
前クールの大河ドラマで「藤原実資(ふじわらのさねすけ)」が大暴れしていたので、『すけ』の知名度は上がったのではないでしょうか。

関東上陸から数ヶ月、多少のほとぼりは冷めて来ただろうと推測し、かつ、夜中を狙って彼の地へ向かってみました。家を出て1時間から2時間くらいでしょうか、21:30頃に現場に着くと、自分の読みの甘さを痛感します。店舗に、通路に、駐車場に溢れる、うどんを待ち侘びた人々の群れ。
これはまずい。
夕飯が何時になるか、全く読めません。
慌てて番号札を確保に向かいます。
発券された番号は、、、223番。
先ほど呼び出されていた番号は120番。
120番?!
あんなに人が溢れてるのに、あと3人な訳ありません。
103組待ちです。

そうです。

関東中の人が待ち焦がれていたのでしょう。
間違いありません。

耳を澄ますと、出汁への期待、ごぼう天への憧れ、そしておはぎとの邂逅を待ち望む、若干九州地方の方言混じりの声が聞こえてきます。

いつもの私なら100組も待たずに、手前にあった全国展開している讃岐うどん屋(すでにオーダーストップしてますが)で手を打って数時間かけてまた帰るのですが、、、
私も期待で胸が熱くなっている1人です。ひたすら待ちます。
ざっと店内を見渡すと60席くらいでしょうか。
1組30分滞在だとすれば、2回転で120組が満たされて帰路に着くはずです。
つまり1時間ワクワクしていれば、肉ごぼてんうどんに会えるのです!
なんと贅沢な時間でしょうか。
そして時間が経てば経つほど空腹が深まり、うどん一杯で済ませようとしていた自分に苦言を呈し、カツ丼とおはぎを付けるように悔い改めます。(食い改めではありません。)
普段からそこまで食欲旺盛な方では無いのですが、食事の前で『待て』を指示された柴犬の如く、よだれが止まらない煩悩の塊状態ですから、仕方がないですよね。
メニューを眺め、資さんうどんの歴史を振り返り、店舗の外観を確認していると、煩悩を祓う除夜のかね、、、ではなく、223番を呼ぶアナウンスが22時を過ぎた店内に鳴り響きます。
すでに発券番号は280番を過ぎていることから、私の後ろにも50組以上が出汁待ちしている事がわかります。苦楽を共にした戦友の様な関係です。私は戦友(とも)に別れを告げ、楽園へと向かいます。



ここからはあまりに夢中になり過ぎてしまい、記憶が飛んでしまっているようです。
気がつくとおはぎまでいただき終わり、全てやり切った私が満たされたお腹を眺めながら、急激に上昇した血糖値による眠気に抗って無事に帰宅できるかどうかの不安と闘っていました。家に着いて布団に入るまでが資さんうどんです。


結局、家に着いたのは夜中の1時前。
なんとか無事に、資さんうどんで満たされた体を持ち帰る事ができたようです。
明日むくもうが、朝ごはんへの食欲が無かろうが、関係ありません。

満たされた煩悩を胸に、すぐに温かい布団で眠りました。
資さんうどん、そして全ての戦友に感謝を告げながら。

追伸
バナーの写真は、見ての通り発券された番号札です。夜中にあれだけの人数を集客できるとは、、、ほんと恐るべし。

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りす&きりん
ありがとう♪新しい教材に活かします!