40歳で月2回集まって遊ぶことのできる人生は幸せだろうし、難しいとも思う。

ブラッシュアップライフ見ました。全話リアタイできました。おかげさまで毎回放送後に余韻に浸りすぎて普段より30分以上寝るのが遅くなりました。

めちゃくちゃ面白かったです。2023年のコンテンツで1番面白かったのですが、2023年はまだ25%も過ぎていないのでなんかインパクトが小さいかもしれないと思ったので、2022年度のくくりに入れて、2022年度のコンテンツで1番面白かったと僕は思いました。

正直、坂元裕二が好きなので初恋の悪魔を見終わって今年度のドラマはこれで決まりだなと思ったのですが、僕はブラッシュアップライフの方が好きでした。今年度ドラマベスト3はブラッシュアップライフ、初恋の悪魔、エルピスでした。

最初の方は素敵な選タクシーのSF要素に架空OL日記を合わせたようなドラマになってくれたら最高だなと思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。バカリズム天才です。それでなおゴッドタンでオオギリシュNIGHTに出てるのだから脳みそどんなつくりになっているんだよと思いました。

久しぶりにリアルタイムにテレビの前でかじりつくように見ることがこのドラマを見る最低条件と思うようなドラマでした。

俳優陣も豪華かつ贅沢でした。松坂桃李とのシーンは「別のドラマだっけ」と思わせるぐらいでしたし、「黒木華なんでそんな少ししか出ていないんだよ」であったり、「浅野忠信あんなにラスボス適正あるのになんだあのへなちょこな役は」とか「あれ?仲村トオル確か…出てたよな?」と思うほど贅沢でした。

それでもこのドラマの主役は完全に安藤サクラが適任だと思わしてくれるほどの演技でした。全人生、全シーンえぐかったですね。僕が大学で会う友達に卒論を書きながら、第8話の一人になってしまうシーンについて「安藤サクラの安藤サクラたる演技だったよなー」とかわけのわからないことをずっと言っていました。理系だからエンタメ好きな人が少ないにも関わらず。

そんな中、最終回、最高の終わり方でした。どんでん返しや結婚といった動画配信サービスのオリジナル作品に引っ張られてインパクトを残すような結末であったり、続編映画化という現在のドラマにありきたりなパターンではなく、何気ない日常という僕らに近い世界観のまま終わっていったのにも関わらずとてつもない満足感を得ることができました。本当に1話からリアルタイムで見ることができてよかったです。

最終回の後半からあこがれの強い職業ばかり就いてきたあーちんが公務員という1週目の人生と同じ職業について地元で仲良く4人と遊びながら残りの人生を過ごしていったわけですが、これを人生で行っていくのって相当難しいと思いませんか?それこそ僕は人生を5周してようやくたどり着けるほど幸せな人生なのかと思いました。

僕はまだ20代前半ですが、今でも地元の友達と月2で遊ぶことなんてできていないし、親が40歳ぐらいのときも当時専業主婦であった母親でさえも3,4か月に1度ぐらいしか遊んでいなかったと思います。父親はもっとです。学生時代の友人と遊んでいる姿を見ることはほとんどありません。もちろん僕を育てることを優先してくれたというのが大きく、それが幸せだったのかもしれないとも思いましたが、それほど地元の古い友人とずっと同じペースで遊ぶということは難しいのだと感じました。

さらに僕らはネットが普及したことで地元と異なる場所でいろいろな人と出会う機会が増え、知り合いだけであったら自分の父親、母親以上にいるということから、余計にいつまでも地元で月2回遊ぶという人生が難しくなっていると思います。それにそもそも僕を含めどんどん地元を離れています。ですので今世ではもうとんでもない功績を残さない限り地元の友人と月2で遊ぶなど無理に近いでしょう。

なのでそれ以外の幸せな人生を見つけることを目標にしました。

月2回遊べるような友達を作り、40歳過ぎても横一線で歩きながら、仲良く高架トンネルをくぐれるような人生とそん色のない人生になるようブラッシュアップしてみます。

とりあえず先週まではこのドラマをみてまた月曜頑張ろうと思いましたが、これからどうしようと考え中です。

まあどうにかなるだろうと思いながら、花粉症の薬をお茶で飲んで寝ることにします。あんだけお水で飲んだ方が良いと2周目のあーちんが言っていたのにも関わらず。

読んでくださりありがとうございました。

(2023/03/14)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?