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12.もっと撮影を楽しむために イベントで撮った写真送る/送らない問題への対処法


先日、イベントでカメラマンさんに撮影してもらった写真を送ってもらうかどうかで注意喚起に発展した事案を見かけました。

大まかな流れは以下のようなものです。
・イベントでコスプレイヤーの写真をカメラマンさんが撮る
・後日カメラマンさんからメールでよろしくねとDMがくる
・その返事としてコスプレイヤーがイベントで撮影した写真を送ってほしいと返信する
・カメラマンさんから直接会って渡すならOKと返事がくる
・コスプレイヤーが会って受け取ることはできないため、gigafileで送ってほしいと返信する
・カメラマンさんがgigafileの使い方がわからないためできないと断る
・コスプレイヤーがカメラマン自身で使い方を調べて送ってほしいと依頼する
・コスプレイヤー側が「こんなことがありました」と注意喚起のツイートをする

なお、前提として筆者はどちらが正しい/間違っているというようなことは考えておらず、関係者それぞれのお考えと価値観を尊重します。

ただ、このような、撮影してもらったデータをめぐる問題に巻き込まれないために、何かできることはないかという、一個人の考えを述べます。

筆者は、コスプレイヤー(被写体)の立場です。
その立場で、具体的にどのような予防策が考えられるでしょうか?

筆者の答えは、「自分が撮った写真をどうしてほしいかを明確に決めて、相手がそれを守ってくれるか事前に確認すること」です。

例えば、この事例のコスプレイヤーさんのように「撮った写真は必ず送ってほしい」と思ったとします。その場合は、「撮影いいですか?」と聞かれた際に「撮影した写真を必ずgigafile便で送ってもらえるなら大丈夫です」と答えればよいのです。(もし「撮っていいですか?」と聞かれなかった場合は、無断撮影というまだ別の問題なのでここでは触れません)
あるいは、スケッチブックなどに「撮影した写真は必ずgigafile便で送ってください」と明示して、カメラマンさん側が声をかけるまでもなくわかるようにしておくこともよいでしょう。

筆者個人の考えですが、「撮っていいですか?」「どうぞ」だけではその後どうするかが曖昧で、今回の事例に限らず様々なトラブルの元になっていると考えます。写真の無断掲載などもそうですが、こうした双方の考え方の違いによる注意喚起に巻き込まれないためには、事前に自分はどうしたいか明確に伝え、双方合意しておくことが肝要です。

筆者の場合は、イベント撮影してもらったデータはカメラマンさんが送りたいと仰らない限り、受け取りません。コスプレイヤーにも、メイクのりの悪い日や、衣装のパーツを1つ忘れてしまった日など、あまり載せたくない写真があるように、カメラマンさんにも今日はうまくとれなかった、これを送って自分の実力と思われたくないなどのお考えがあるかもしれないからです。また、撮っている最中の筆者の言動が気に食わず送りたくない場合もあれば、体調不良やお仕事の忙しさで送れないこともあるかもしれません。あくまで相手の事情と考えを尊重したいのです。

ゆえに、撮っていいですか?と聞かれても何も言いません。もらっても、もらわなくてもいいからです。さらに、希望する方には名刺を渡し、そこに「撮った写真は送らなくてもいいこと、カメラマンさん側での掲載OKであること、事前確認は不要だが、下着が見えている場合や半目などは削除依頼することがあるので、その場合は応じてほしいこと」を記載しています。

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