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音声インプットのすゝめ Kindle読み上げ vs Audible

こんにちは、Shootです。

音声コンテンツのヘビーユーザーである筆者が、今回はAmazonサービスの便利なインプット方法を紹介します。

さて、僕はこれまで様々な音声コンテンツを試し、自分にあったインプット方法はどれか試行錯誤してきました。

・ワイヤレスイヤホンによる使い勝手の向上

・ながら聴きで非生産時間の有効活用

・眼精疲労により読書欲の低下

この3点が理由で、現在インプットの約半分は耳から行っています。

そのメインとなるのが、iPhoneの読み上げ機能を用いたKindleとAmazonオーディブルです。

次の章でこの2つの良さを比較していきたいと思います。


iPhoneの読み上げ機能は優秀

読み上げ機能は個人的にめちゃくちゃ便利だと思っています。

というのも、iPhoneの初期機能であるため、Kindleアプリ内の本であれば制限なく利用できるからです。

僕の場合はどのみち活字でも読書をするので、Kindle本の値段のみ、つまり追加料金なしでオーディオブックとしても利用できるのは有難いです。

ちなみにこの機能はKindleに限らず、web上の文章なども読み上げることができます。

唯一デメリットとして挙げられるのが「読み上げの精度」です。多少の誤読は我慢しなければなりません。

しかし、慣れてくれば頭の中でこれを処理できるようになります。また、読み方を手動で登録することも可能なので、頻繁に間違える単語は登録すると良いかもしれません。

慣れに関連して付け加えると、次第に倍速再生時の聞き取り能力が向上していきます。実際に今は2.5倍速で再生していますが、今後更なる効率化も見込めるでしょう。さらに速度が上れば上がるほど抑揚が重要でなくなるので、AIによる読み上げに違和感を持たなるのも事実です。


設定方法は非常にシンプル。便利なカスタマイズとともにスクリーンショットで紹介します。

まずは読み上げ機能をオンにします。

①「設定」→「アクセシビリティ」に移動。

②「読み上げコンテンツ」をクリックし、

③「画面の読み上げ」を緑色オンに設定します。

これにより、画面を2本指で上から下へスワイプすることで読み上げが開始されますが、反応が悪いのでさらに使いやすくカスタマイズします。

④「アクセシビリティ」最下部の「ショートカット」を「AssistiveTouch」に設定。これでサイドボタンをトリプルクリックすると「AssistiveTouch」が出現するようになります。

⑤再び「アクセシビリティ」に戻り、「タッチ」から最上部の「AssistiveTouch」をクリック

⑥「カスタムアクション」の「ダブルクリック」を「画面読み上げ」に設定します。

<img alt="スクリーンショット 2020-08-11 12.09.39" src="https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32290337/picture_pc_56421b1fb81d5a12e137585bab74766d.png" width="620" height="382">

これでサイドボタンをトリプルクリック→AssistiveTouchをダブルクリックすると画面に表示された文章を読み上げてくれます。


オーディブルの魅力とは

前章で「AI読み上げの倍速再生に慣れる」という話をしましたが、とはいえプロのナレーターの方が読んでくれる文章の方が優れているのは間違いありません。聴きやすさという点においてはやはりオーディブルが圧勝です。

また、偶然新たな魅力にも出会いました。それが小説です。

実は筆者は文学部卒。数年前は小説もよく読んでいました。そんな背景もあって、久々に小説の物語の中に時間を忘れて没頭してしまいます。この時に読んだ作品は池井戸潤の『陸王』でした。

読んだことない人に向けてざっくり説明すると、資金繰りに頭を抱える老舗の足袋業者が新規事業としてランニングシューズを開発するという物語。業界大手との熾烈な競争や開発力不足、資金難など様々な困難を乗り越えていく主人公たちが描かれています。陸上やスポーツに馴染みがない人でも入り込める作品だと思うのでお勧めです。

さて、話を戻すと小説こそ、オーディブルで聴く価値があると思います。読み手の抑揚によってそのシーンの雰囲気や人物の喜怒哀楽が伝わってくるので、より深い体験を得ることができるでしょう。

デメリットを挙げるとすれば、オーディブルで聴けるタイトル数がまだ限定的であることです。


結論

音声コンテンツとしての利便性という指標では、Kindle読み上げの上位互換がオーディブルと言えるでしょう。

さらにナレーターによる朗読は感情が言葉に宿るため、小説や物語調のビジネス書にはより価値を感じると思います。

それでもiPhone読み上げ機能の精度は悪くなく、特に内容把握を目的とするならば十分に代替となり得ます。Kindle読書のオプションとして耳からのインプット、とても便利です。


以下、特徴を箇条書きにまとめます。

Kindle読み上げ

・追加料金なし(Kindle本値段)

・タイトル数比較的多い

・文章を読むことが可能

・精度は悪くない

・倍速だと抑揚も気にならない


オーディブル

・ナレーターによる朗読は聴きやすい

・小説や物語調の作品は臨場感が伝わる

・サブスクモデル(月額1500円で1冊、同月2冊目からはその都度購入)

・タイトル数比較的少ない


まとめ

音声インプットは活字を読むのが好きな人にもお勧めです。

目を酷使してこれ以上文章を読みたくないという時や集中力が切れてきた時にインプット方法を変えるだけでスイッチを切り替えることができます。

今回のnoteでは読み上げ機能を用いたKindleとオーディブルの特徴を対比してきました。

個人的には、活字も含めてインプットのバリエーションを持つことが精神的にも物理的にも効率的であるという結論に至りました。よって現在は読書をする時の環境や状況に応じて方法を使い分けています。


是非自分にあったインプット方法を探してみてください。最初は抵抗があっても意外な発見があるかもしれません。事実、筆者は以前サブスクモデルに抵抗があり別のオーディオブックサービスを利用していました。物は試しですね。

オーディブルは無料体験として1冊聴けるようなので小説や伝記が好きな方は一度試してみてはいかがでしょうか。

それではまた!

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