雨傘考
雨傘の中で考えたこと
一回文化の比較的なことでエッセイを書いたときにテーマにあげたのでその後もちょくちょく観察をしていたものです。傘の文化の国民性というか、国や地域によってあるいはエスニシティによって雨をどう感じ、どう対処するのかが違うのではないかという仮説から始まります。そういうことを言っている記事とかもあったからね。しかし感覚的な説明で終わり、数量をとったりインタビューをして雨についてとか、傘について聞いたという調査はあるのかしらん。とりあえずメモ程度に論点を書いておくと、
1. 傘を差すタイミング(どの程度の雨の強さ、或いは連続性によって傘を差すのか。しきい値みたいなものの有無や差)
2. そのしきい値が集団としてどのように分散しているのか(そのタイミングが似ている集団内だと、一斉に傘の花が咲くなどという表現が成り立つと思う)
3. 傘を差しておらず、濡れている人に対する視線。私も感覚的な話に終始してしまうが、日本だと惨めに見えているように感じる。一方で、アメリカでは雨の中カッパなどの撥水する服ではない格好で平常運行している人々を一定数見かけるので、「あーあの人傘忘れちゃったのかな」ではなく、その人個人のチョイスであるように思う。
雨の日はこういうことを考えている。