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『国立西洋美術館』を訪れて

ル・コルビジェ作:国立西洋美術館

国立西洋美術館は建物自体が世界遺産。「無限成長美術館」というコンセプトの元進化を続けている。見た目では分からないほど広大な館内は、丸一日楽しめる。

ロダン:地獄の門

西洋美術館の左には考える人、右には地獄の門が待ち構える。この地獄の門の中央上部には考える人が鎮座している。

バルトロメオ・モンターニャ「城の見える風景」

「絵画は四角」という型を打ち破った作品。周囲を囲む額縁も含め芸術。


カルロ・ドルチ「悲しみの聖母」

深い青に目を奪われた。そして聖女の肌の色や後光と青とのコントラストがかっこいい。

ジョゼフ・ベルネ「夏の夕べ、イタリア風景」

穏やかな色をした空の下、何の恐れもなく、自由に川で遊ぶ彼らはとても幸せそうで羨ましい。背景の城はぼかさずはっきり描くことに敬意を感じる。


ウィリアム・アドルフ・ブグロー「純潔」

美しい。綺麗。
まさに美を象徴する彼女の姿に息を飲む。

クロード・モネ「陽を浴びるポプラ並木」

モネの絵はやはり離れてみると美しい。
近くでみるとまるで小学生がベタ塗りしたかのように見えるのに。

ヴィルヘルム・ハマスホイ「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」

白と黒。なのにとてもリアルで凍るような空気が伝わる。ハマスホイが好きだ。

内藤コレクション「写本」

印刷の無い中世では、聖書を一つ一つ手書きで複製していた。ただ文字だけを写すのではなく、字をデザインしたり、金箔などを用いて装飾したその技術は狂気だ。
内藤はその写本の世界に取り憑かれ、収集を続けた。

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