【自由詩】立入禁止の心の地図

触れられたくない脆弱さ

自分ですら知らない無意識に

抑圧した心の景色が蹲る

思いやりも憎しみも感情は無色無臭

喜びの絶叫は断末魔と聴き分けができるのか

叫んでも祈っても届くことない思いを

眼中にもなかった存在だから

思い続け信じていたことは

虚空に吠える真夜中の狂人

無に帰する無数の生命