【詩】武骨な言葉で伝えたい想い

好きと嫌いの間にはなにもないから
「好き」とだけ言ってみた
隣を歩く君に

戸惑う君に戸惑った
好きと嫌いの間にも感情があるのは知っていたから
困っているなら
答えはいらない

好悪で答えられないなら
無だと思うから
感情を投げるのが
暴力であることは知っているから

戸惑いは拒絶だと
好かれることが地獄だと
壊れて歪んだ心根に刻まれた文字を
さらなる傷痕を

そろそろ帰ろうか