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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿167

第166回から続く


元々4月はマーケットと距離置く


この寄稿で述べた参りました通り、僕個人は、元々4月はマーケットと距離置くという事でやっておりますので、特段、何、という事はございません。


株が下落、VIX指数(恐怖指数)も下落、ゼロデイオプションの影響


4月14日金曜日のマーケットでは、株が下落する。それでいて、VIX指数(恐怖指数)も下落する。こういうところが、0DTE(0 day to expiry)・ゼロデイオプション(いわゆる購入から24時間以内に満期を迎えるオプション)の影響が多分にあるのであるのではないかと推察しながら、マーケットを見ております。

今日は、ちょっと、クリアーに、はっきりと申し上げますと。今、
「もともとからのQT 」 +  「BTFP(FRBの新たな貸出プログラム・銀行問題からの緊急措置)」という、2つの事、こういう構図がありまして。

BTFP~バンク・ターム・ファンディング・プログラム
このBTFP(FRBの新たな貸出プログラム・銀行問題からの緊急措置)というのは、QEではありませんと過去のこの寄稿で述べて参りました。
それで、もっと突っ込んでい言いますと、これBTFP(FRBの新たな貸出プログラム・銀行問題からの緊急措置)そのものというのは、QTでもありません。

これそのものは、QEでもQTでも、どっちでもないんです。


単に、BTFP(FRBの新たな貸出プログラム・銀行問題からの緊急措置)です。
*これについては、前回の3月のFOMCの時、パウエル議長ご自身が、これは、QEじゃないよっておっしゃっておられましたとのことです。(パウエル議長がそう言うからって、一部のアメリカ人が、これはQEだあって言う議論の手を緩めることがないことも、まあ、いつものことで、重々、認識しています(笑)。それはそれでいいじゃないですか、そうやって熱い議論が展開されますから(笑))

それでですね。これは、QEだあ~って、本当にそう思ちゃって、思い込んじゃって、QEだあ~、買いだ~って言っている人達とですね。

前述の通り、これは、QEでもQTでもないという事を、初めっからよ~くわかっているんだけれども、それでもその上で、これは、QEだあ~、買いだあ~、って言っている人達もいるよね~というご意見もあります。食えないない人達が、いつの世もいますねというところですね。

いつの世も、海千山千ですね。まあ~、なんか、そう言っておいた方がいい何かが、そういう人達にはあるんでしょうね~(笑)。
真剣になって、QEだあ~って、自分の主張を押し通されている方が、まだ、ね~、愛嬌があるというか。
ぜ~んぶ、わかってるのに、そこはおくびにも出さずに、QEだあ~、買いだあ~とか、一緒になって言っちゃって。いつの世にもありますよね、知ら~んふりして、シラ~っと、目的達成みたいなことって。あ~こわぁ~。

ぜ~んぶ、わかってるのに、QEだあ~、買いだあ~とか、一緒になって、言うだけ言っちゃって。そう煽っておきながら自分は買わずに、人が買っちゃって。それで、次に、下落とかしたら、「いや~、あれはどう見てもQEだったぞぉ~、そうにしか見えなかったからな~。下落は残念だぁ~。(その下落に対しては)、頭とかかきながら、いや~、今回の下げは、なにか別の理由なんじゃないのかなあ~、さっぱり予想さえつかなかったよ~悔やまれるねぇ~~悔しいよぉ~とか、なんとか、頭抱えたりする”ふり”したりしながら、共感気味なしぐさで、話そらしたり、すり替えたりしながら、言うんですかね~。
まったく、とんでもない人達ですねぇ~。

あれぇ~、ちょっと待ってくださいよぉ~。
それ、ウォール街での出来事じゃないですよね~?
いや、ウォール街なわけ、ないじゃないですかあ~。

いずれにしましても、とにかく、お互いに、気を付けましょうね。

さて、前述の通り、背景に、「もともとからのQT」というのがございますでしょ。
ですから、これまで述べて参りました通り、
「FRB当局者全員が、FRBのバランスシート縮小を継続して支持しているとの事で、これまでこの寄稿で述べて参りました通り、QT(量的引き締め)という背景の中で、FRBは秩序を維持するという認識でいます。」と述べております。

それで、NY連銀から出てきている最新のレポートとか見ましても。FRBは、向こう2年くらい、2025年に向けてバランスシートの縮小を続けますよって、明確に述べられているわけですね。バランスシート縮小しますよ~って、現実は。

これを踏まえましてですね。

株のマーケットなどの下落に対して、警鐘


第153回寄稿時に引用させて頂きました通り~専門家さんのコメント引用~「株のマーケットやその他リスクアセットと呼ばれるところは、これをQEと解釈している。だから、そんな下がらないんだ。上がりもするんだよ。今、株のマーケットやその他リスクアセットは、これをQEと解釈してるんだ。これまで過去の経緯からも、QEと解釈しやすい、そう解釈されやすい経緯があるんだ。(過去10年の金融政策の経緯に関する詳細にわたる図解入り説明もありましたが、すご~く長いので割愛)~だから、それがQEじゃなかった、って、本当に認識しなおして、それが修正される時、それこそ、その時こそが、、、、、」ということで、それはもう強烈に、その時に起こるであろう、株のマーケットなどの下落に対して、警鐘を鳴らしておられました。~略~この方、レポ市場とかに関してもすごく詳しくて。リバースレポについても詳しく、説明の上で、ようは、いかに、株のマーケットその他リスクアセットに、今回のFRBの新たな貸し出しプログラムを、QEと解釈してしまう、まあ、いわば、体質というか、これまでからの経緯のようなものがあるかという観点からも、ご説明されておられました。~第153回寄稿から~

FRBからすれば、別にどう解釈してもらってもいいよ。むしろ、QEって、解釈された方が、私達(FRB)にとっては都合もいい(笑)、くらいの感覚ですかね~、と、アメリカの専門家の間でも、しばしば、話題になり、そういう話も、されています。

ブルームバーグ記事を引用させて頂きます。
・「ウォラーFRB理事、一段の金融引き締め必要-インフレ率かなり高い

まあ、なんて重要な記事なんでしょう。ウォラー理事のお話、重要ですね。
この記事からの引用~【ウォラー理事は、金融政策は「かなりの期間、市場が予想するよりも長期にわたって」、引き締めを維持する必要があるとの考えを改めて表明。】
FRBが、今後、なにを、どうしようとしているのか。ここにも、ウォラー理事によって、はっきりと述べられていますね。

「Fed(FRB)プット」の確約がほしいマーケット

昨日、述べました通り、「Fed(FRB)プット」の確約がほしいマーケット、投資家に対して、FRB、パウエル議長がやろうとしている事は、「Fed(FRB)プット」という考え方を切りに行くという事だと、僕は、解釈致しておりますというところです。
「Fed(FRB)プット」という考え方を切りに行くという事の意味は、今回、この考え方はありませんよ、通用しませんよ、という事を意味して、述べています。

FRBがやろうとしている事は~【元FRBのエコノミストの方からの引用~「パウエル議長は、今や金利のレベルが無関係である事を分かっている。一時停止もできる。パエル議長の唯一の目的は金利を高く維持する事なのだ」「今年を通して、バックグランドに、QT(量的引き締め)が続く限り、パウエル議長は目的を達成する」】~この事と、「Fed(FRB)プット」という考え方を切りに行くという事。

ゆえに、マーケットの解釈が、いずれどこかで、変わる時。
行き過ぎた期待、あらぬ期待だったと、それを修正する時。
それこそが理由で、いずれ、結構な、マーケットの下落とかあるんじゃないですか?って、僕はかんぐり思い、そこ対して強い警鐘を鳴らす、幾人かの専門家がいらっしゃるわけですね。

勘違いは、たこうつきまっせ。と昨日述べた通りで思っております。

元FRB関係者及び僕が目線を合わせさせて頂いているアメリカの専門家の認識も、おおかた、こんな感じだと、僕は、現在、認識しています。

以上のところに、ひとつの構図というか、ラインというか、流れというか、そういうものがあるわけですね。

「もともとからのQT 」

それでですね。
もともとからのQT 」というのは、今さら申し上げるまでもないことですが。
いちよう、過去、昨年のブルームバーグ記事の一節を引用させて頂きますと~【当局は17−19年の前回の場合よりも速いペースでポートフォリオ圧縮を進める方針であり、ランオフ(FRBバランスシート圧縮=保有債券の償還金の再投資停止による自然減)の上限は開始から3カ月かけて月間最大950億ドルと、前回(同500億ドル)の2倍近くに拡大される。
6月、7月、8月は月間475億ドル
9月からは月間950億ドル

これが、前回(同500億ドル)と比べて、2倍近くの非常に大きな規模
当局者に多少の安心を与えているのは昨年、セーフティーネットとして整備された常設レポファシリティー(SRF)。米国債などを対象とした翌日物レポを日々実施することで、19年に生じたような短期市場の混乱の再発を防ぐことが期待されている。~略~市場へのストレスとして想定される住宅ローン担保証券(MBS)を巡るリスク~一部で懸念があるのは当局によるMBS売却の可能性。
パウエル議長はMBS元本償還金が月間の圧縮上限を下回る可能性に言及した。
当局者が判断を下せば、売却に道を開くことが想定される。
FOMC会合議事要旨によれば、幾人かの当局者は量的引き締め(QT)が「順調に進めば」、MBS売却を検討するのが適切になるだろうとの見解を述べていた。
MBS売却の場合、量的引き締め(QT)の効果は増強されるとみられている。】~引用終
こうあるわけですね。

株式市場も昨年は1月年初から10月安値のところまで、S&P500で28%下落したわけでございますが。10月安値のところから、大陽線が立ったわけですね。
僕も、当時、ノーポジになって。
当時もうそこで、今年の仕事終わり、って言うくらいの感覚もありました。

その数日後からNEOさんのところへアウトライヤー寄稿を始めさせて頂きました。

大御所イエレンはんが、お出ましになられて。
第88回寄稿ゴードン・ジョンソンさんのご説明引用から~「FRB はそのバランスシートを12億ドル増やしたわけです。イエレン財務長官は、トレジャリー一般勘定 ["TGA"] バランス(残高)を513億ドルも大幅に縮小しました(つまり、トレジャリー一般勘定 ["TGA"] バランス(残高)が下がるとイエレン財務長官はオープンマーケット で債券を購入しているという事です。(それゆえ、システムに新規に資金が注入されているわけです)」~第88回寄稿から~

早い話は、イエレンさんが、住宅・株式に、流動性、資金注入なさった。
それで、ベアーマーケットラリーがあって。10月安値からマーケット約17%上昇しました。
これで、QT効果も相殺されて、薄められたにとどまらず、株は大幅上昇したわけですね。
そして、今度は、債務上限問題。これについては、もう、繰り返し、過去の寄稿やスペースで、ご説明させて頂きました。6月5日を期限とする米財務省の特別措置

ジュリエン・ティマーさんからの引用、ご説明の通り~「景気刺激的であり、QT(量的引き締め・FRBバランスシートの縮小)を通じて流動性を枯渇させようとするFRBの取り組みを、引き続き相殺するかたちになる。」~どうぞ詳細は、直近ですと、第165回寄稿をご参照頂けましたら。
それで今この状態が続いているわけですね。債務上限問題につきましては、この後、共和党側がどのような事を言うのか、これはよく見る必要がありますが、いずれ、債務上限問題が解決したら、その場合においては、その時にはもう景気刺激的でも、QTを相殺する効果もなくなりますねという事ですね。
その場合においては、QTもろかぶり。繰り返しになりますが、今度は、イエレンさんが、TGA(Treasury General Account)(米財務省一般勘定(会計))に、8月を目途にしてお金を穴埋めして行くという行動とこの時期~この時、イエレンさんは、合衆国の当座預金口座にお金を穴埋めするために、強烈に、米国債、T-Bills(国庫短期証券・割引債)などを売りますよ、それはもう~これまで述べて来た通り、株式市場、昨年10月安値からベアーマーケット・ラリーが起こってきたことの背景と、逆のことが起こりますよという事。

ここにまたひとつ、ひとつの構図というか、ラインというか、流れというか、そういうものがあるわけですね。

これら、上記が、下地というか背景にあって。

その上で、クレジットものがあ~、とか、クレジットクランチ(信用収縮)があ~、とか、資産担保証券(ABS:Asset Back Securities)があ~、とか、商業用不動産があ~、リセッション(景気後退)があ~、ということですね。

皆さま、ここまで、で、私達の立ち位置、時間軸、オッケーでしょうか?

今回、痛切に感じさせられるのは、量的引き締め時代を、量的緩和時代のメンタリティ(考え方)でやってしまうと、いずれ、手痛いしっぺ返しが待っていることもあるかなあと。

〇〇〇〇〇くらいをひとつの目途


今年で言うなら、ゴールデンウィークくらいをひとつの目途にしながら、少なくとも、こういったマインド・セットは変更しておいたほうが、、、、、というところを自分に言い聞かせております。

よく、まあ、一般的に、アメリカとかで、政治家の事を揶揄(やゆ)する時に、彼らは、プロフェッショナル・ライヤー(プロのウソつき)だからさ、なんて言いますよね。

最近、僕が、政治的に聞こえると述べておりますのは、
ひとつは、過保護(overprotective)というところ。
もうひとつは、よく、downplay(ダウンプレイ・その事実そのものよりも、より、かなり控えめに表現する事)って言いますけど、これが目立つ気がしています。
必要以上に大げさに誇張する必要はないですけど、こういう時、こういう時代ですから、そこは、やはり、事実を述べてもらいたいですね。

カリフォルニア州の港湾のトラックの動きとか、結構、現役のFRBのプロのエコノミストの人達、すごくよく見て、観察していると思うんですよ。今、すご~く、動きが落ち込んでいますでしょ。カリフォルニア州ロングビーチとか主要どころの港湾で、ところによっては、トラックの動きが、通常の3割5分以上ダウンしているところがあるとか、明らかに、アメリカで、話題になっているじゃないですか。イリノイ州のトラック会社が突然閉鎖に追い込まれたりとか。


サンフランシスコ連銀 デーリー総裁

一昨日、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が、
最も高い確率でリセッション(景気後退)はない」とご発言と寄稿した時に。
まあ、それもそれで良いですし、なんですけどね。
デーリー総裁に、「あなたねえ、リセッション(景気後退)はない、なんてことがない、リセッション(景気後退)が来ること、わかって、これ言ってるでしょ(笑)」って、僕なんか思っちゃうんですよね(笑)。
総裁というお立場からのご発言と言いますかね。
ちょっと政治的なご発言と言いますかね。(笑)
それで、いっぽうで、”「3月連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨によれば、連邦準備制度理事会(FRB)スタッフは「銀行セクターで最近見られた展開が経済に与え得る影響についての判断」を踏まえ、年内に「穏やかなリセッション」が始まるとの予想を示した。」”となさりながらですからね。

いろんな人がいろんなこと言って、挙句、
「解釈のしかたは、適宜適切に。委ねますよ」みたいな。

ゆえに、今後も、事実とそれに対する解釈は大事だと思いますね。

こうまあ、ごく一般的な目線で考えたら、クレジットクランチ(信用収縮)があ、とか、リセッション(景気後退)があ、とか、なりますって。そりゃ、そうですよ。これまでの動きを、チャートや絵、説明でみせられましたらね。それが、人の子ってもんですよ。

でもね。大統領が頭下げて、仕事続けてくれよ~、頼むから~さあ、って、おっしゃったかどうかはわかりませんが(笑)。
だったら、やってやってもいいわよ、みたいな感じだったかどうか、そこで見たわけではないのでわかりませんが(笑)。
女帝”みたいな”人からですよ。リセッション(景気後退)とかそんなのない。クレジットクランチ(信用収縮)?なんだそれ?米銀行システムは引き続き健全で、資本と流動性の状況は力強い。これなんだ~、以上!って言われましたらね。
実際の行動や情報の発信のしかたは別としましてもね。「そうですね。おっしゃる通りでございますね」って、まあ、ちょっと同調するというか。宮仕えのつらさというのか、なんというのか。
クレジットクランチ(信用収縮)も、リセッション(景気後退)も、そんなの全部ないィ~、ないよ~って(笑)。

そりゃあ、もう、こういう皆さんは、ひとつ、なんかしらテーマを与えられたら、いかようにも、次のシナリオ、ストーリー、そのニーズに応じて、それ用に、お茶のこさいさいで描ける方ばかりですからね。情報発信のしかたにつきましてもですね。

まあ、あとは、債務上限問題に関して、共和党側、財政強硬派が、どんなふうにでてくるかですね。債務上限問題が解決を見る前に、まずは、ここを見ないといけませんからね。財政強硬派の議員のおひとり、大金持ちのお坊ちゃまで、共和党の下院議員。買春容疑とか、かつてありまして。それはもう、アメリカで取りざたされてきました。司法省が捜査したりしてたんですけど。捜査打ち切りで。

政治家の人って、ロビー団体や大口献金者の意向を反映して、演じないといけない部分も、これは結構ありますからね。その意向実現のために。ある意味、役者さんのように見える事も多いですね。


ケビン・マッカーシー



当時、この下院議員と、ケビン・マッカーシー現下院議長の、下院議長選出時のやり取りが、それはもう、随分アメリカで話題になりました。やり取りを見ていて、マッカーシー下院議長が、日本語のニュアンスで言うなら、そのお坊ちゃま下院議員のことを、「おい、坊主」って、昔の人が、小さな子供を呼ぶときのようなニュアンスで、言っていたような、うる覚えの記憶があります。まあ、どっちもどっちって言う感じなんですけどね(笑)。
その役柄を演じる政治家そのものよりも、その後ろにいる大口献金者や大物支持者がどのように考えているかというところ、ある程度は、感じわかりますけど、そこがポイントですからね。


今のバイデンさんやイエレンさんのやり方とか見ている共和党議員の大物支持者の皆さんは、これはもう相当、業を煮やしているでしょうから。相当ハードライン(強硬路線)で、考えていると思います。
*ロビー活動~個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動のこと。


FRBが5月初旬、10回目の利上げを行うと予想されている主な理由


こちらは、Charlie Bilelloさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。
アメリカの実質時間当たり平均賃金(前年比%変化)ですね。




Charlie Bilelloさんからの引用~「米国の賃金の伸びは、記録的に24か月連続で消費者物価の上昇に追いついていません。これ、アメリカの労働者繁栄の落ち込みを表しているとともに、FRBが5月初旬、10回目の利上げを行うと予想されている主な理由ですね」



ややこし話、どうでもええねん。え~、イエレンはん、どないや~


ロビー団体とか大口献金者とか、そういう話でなくてもですね。
アメリカの労働者の視点に立って、このチャート見ますとね。「バイデンさんか、イエレンさんか、なんかよう知らんし、わからんけど。あんたたち、私達のために、仕事してないやん。アメリカの労働者は、怒ってます」という事を語りかけているチャートに、僕には見えます。
そりゃ、アメリカの労働者のお立場からすればですね。
「リセッション(景気後退)はない、とか、銀行システムは健全だ、とか、そんな、ややこし話、どうでもええねん。このチャートの図柄、変えんたらんかいィ~。そのために、いるん、ちゃいまんの~。え~、イエレンはん、どないや~
って話だと思いますけど、、、

23年利益、「大幅な下方修正」に見舞われる

ブルームバーグ記事を引用させて頂きます。
・「S&P500種企業の23年利益、「大幅な下方修正」に見舞われる-BofA

この記事からの引用~「アナリストによる業績予想の下方修正の動きは既に始まっていて、昨年6月以降に23年のEPS予想のコンセンサスは13%低下し、220ドルとなっている。BofAの予想はさらに低い200ドル。

もちろん、僕は、サビタ・スブラマニアン氏率いるBofAのストラテジストらの皆さまを、全く存じ上げません。今日初めて、お持ちの予想数字をこの記事を読んだ時に拝見致しました。「BofAの予想はさらに低い200ドル」という事で、数字に親近感を覚えております(笑顔)


サビタ・スブラマニアン氏

この寄稿では、事あるごとに、過去、こういう計算、たくさんして参りましたが、
直近で行った計算を、BofAさんの予想数字に親近感を覚えながら(笑顔)、
今一度、添付させて頂きます。

第160回の寄稿から~【この寄稿では、もう言い古した話ではありますが。
2023年のゴールドマンさんのS&P500の1株当たり利益予想が$224。
2023年のウォール街のコンセンサスとしてのS&P500の1株当たり利益予想が$221。
まあ、これが、今年通年で、10%くらいマイナスになることは十分に現時点では考えられますから、それで考えた場合に。
ゴールドマンさんの予想を使用させて頂いて、そこから10%マイナスだと$202。
単にこの数字に基づいて、S&P500のインデックスレベルを探ってみますと

①$202 x 18x = 3,636 (NYダウ~29,779)
②$202 x 17x = 3,434  (NYダウ~28,124)
③$202 x 16x = 3,232  (NYダウ~26,470)

*ダウの数字は、除数8.19をS&P500の数字にかけて換算)

昨年10月13日の安値が、ダウで28,660、S&P500で3,491ですから、
②で、昨年10月安値を割る事になります。】~第160回の寄稿から~


サンフランシスコ連銀

前述のサンフランシスコ連銀のデーリー総裁のお膝元、サンフランシスコ
まあ、もう去年の早い段階から、現地で時を過ごして日本に戻ってきた身近な方から、今、ホームレスがすごい増えている状況、なんて話はよく聞いておりました。
つい最近、現地(サンフランシスコ)に行って、戻ってきた人が、以前よりもさらにホームレスが増えてるなんて、言ってましてね。
アメリカの人の話を聞いてましても、サンフランシスコのホームレスの数が増えている事を話題にする人もいますね。現在、サンフランシスコのホームレスは、かなり増加傾向にあるということで、僕は、そう認識しています。

その昔ですけどね。場所によってですけど、サンフランシスコって、これはもう、ヨットのアメリカズカップを見るのに、最高の場所でもありました。
アメリカスカップ(America's Cup)~国際ヨットレース。

余談ですけど。映画名が、たしか「オープン・ウォーター2」~仲良し6人の男女が、メキシコ湾に豪華ヨットで乗り出して。みんなで、泳ごうぜって、なって。
み~んなで、海に飛び込んじゃって。でも、はしごを下ろすの忘れて。海面から甲板まで3メートル以上。で、豪華ヨットに戻れなくなっちゃうというパニック映画。助けを呼んでもこないとか、、、これ、当時、宣伝だけ見て、身の毛がよだちました(笑)。映画見てません。見れませんでした。いや、もう、怖かったですね(笑)。これ、冗談抜きにして。これは、もしかすると、状況によって、こういう事、あり得るぞぉ~とか、当時、マジで思っちゃって(笑)。

この寄稿では、商業用不動産について、触れ続けております。
これも大事なニュースですね。
ブルームバーグ記事からの引用です。
・「ウェルズ・ファーゴ、オフィス市場のストレス今後強まると警告

この記事からの引用~「サントマッシモCFOは「需要鈍化と資金調達コスト上昇、厳しい資本市場環境を背景に、オフィス市場は引き続き脆弱(ぜいじゃく)さの兆候が見られる」とし、「時間とともにストレスは強まるとみている」と付け加えた。」

どうぞ、第161回アウトライヤー寄稿などもご覧になって頂けましたら。



第168回へ続く



最後に …
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関連スペース


2023年4月5日 第11回スペース 37分間



2023年3月31日 第10回スペース 18分間



2023年3月19日 第9回スペース 17分間


2023年11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

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2023年1月19日 第6回スペース 8分間

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2023年2月25日 第8回スペース 8分間


関連note


第138回~

第1回~第137回

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
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