未解決の感情は体に残る
vol.1はこちら
そんなわけで
めでたく初開催となった「Voice of Arcana」
今回のテーマは「0 Fool-Child」
胎児の写真と大きな瞳の子どもが印象的なこのカード。
キーワードは
無限の可能性、始まり、愚かさ
もちろん、他にもキーワードはいくつもあるのですが
今回のワークショップでは上に書いたような言葉をとっかかりにして
「みんな、どんな感じ?」と話を進めていこうとイメージしていました。
「0 Fool-Child」は、
全部で78枚あるボイジャータロットにおいて「種」のような存在。
ここからすべてが始まり
ここにすべてが還っていく
そんなイメージのカードです。
だから
そんな話をできたらいいな
みんなの心の中の種が芽吹くような時間になったらいいな
そんな気持ちで当日を迎えたのです。
結論から言うと
思っていたようにはいきませんでした。
つまり、イメージしていたような流れをつくることができなかった。
なぜなら、この会の言い出しっぺである私の個人的な話が
今回のワークショップのメインになってしまったからです。
振り返ると
この日は朝からちょっとおかしかったんです。
ちょうど仕事が立て込んでいるタイミングだったので
睡眠不足と初開催のワークショップへの緊張と
それから5歳の娘の遠足準備とが重なり
ヘトヘトでバタバタの朝でした。
もしかしたら
どこの家庭でも同じかもしれませんが
余裕のない朝って、トラブルが起こりがちですよね。
我が家の場合、この日の朝、
ささいなことで夫のケンカになりました。
それが怖いくらい
数ヶ月前にした大げんかと同じパターンで
何の進歩も変化もないお互いに
深い疲労感と不甲斐なさが心の奥底から込み上げてきました。
それでもなんとか朝のいろいろを終え
夫と娘を送りだし1人になったとき
この全身から力が抜けていくような
やるせない感覚は
一体、どこからきているのだろうと
自分の中を点検してみました。
するとやっぱり出てきたのです。
まだ消化しきれていない
過去の悲しみと寂しさ。
私の場合
それは流産した時のことでした。
当時の夫は本当に仕事が忙しくて
家に帰ってくるのも週に数日(それも夜中)
そんなタイミングでの出来事だったので
夫には私の手術に付き添う余裕がなく
私を病院まで送って
申し訳なさそうに仕事に行きました。
私は本当は一緒にいて欲しかったけど
物分かりのいいフリをして
何も言いませんでした。
そんな風に迎えた
人生で1番悲しく寂しい日のこと
あれから何年もたち
もうほとんど思い出すこともなくなったけれど
あの日、経験した感情はまだ今も
生々しく私の体に残っていたのです。
だから
まだあの病室でひとり泣いている私が
今の私に「思い出して」と言わんばかりに
あのときと同じ感覚を経験させているんだ。
そう気づいたとき、また涙が溢れました。
生命、子ども…
「0 Fool-Child」のキーワードともピッタリ重なり
「私にとってこのワークショップの意味はここか」と
朝からひとり、深く感じ入っていたのです。
だけど
願わくばこの話はここで終わりにしたい
と同時に見えない世界に向かって強く望みました。
だって
この話をしたら私は止まらない
涙も想いもまだまだ溢れてくるって
わかっていたからです
そんな私では
せっかく来てくださったみなさんに
迷惑をかけることになるような気がしたから
私にちゃんと
仕事をさせてください
見えない世界に向けて
聞こえない大きな声で想いを放ったのでした。
vol.3に続きます
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