東京で海外気分が味わえるスポット ~ヨーロッパ編~
こんにちは☺
前回の記事では、【五輪関係車両事故多発】のニュースを受けて都内ハイヤー会社が思う事で東京の道路の複雑さや危険ついてお伝えしました。実際に、私も入社してから都内を走行するようになり、日々危険回避するための知識を増やし、励んでいます。
ところで、話は変わりますが、皆様はTOKYO2020の観戦楽しまれましたか?世界各国の幅広い世代の選手が活躍されている姿を見て、勇気や元気を与えてもらいました。それと同時に、「海外かぁ、コロナウイルスの影響で海外旅行できてないなぁ、、、」と感じた方はいらっしゃいませんか?
実は、東京に居ながら、パスポートなしで海外気分を味わえるスポットを発見しました❗️
そこで、「東京で海外気分が味わえるスポット」をお伝えしようと思います❗️今回は、ヨーロッパ編としてフォトジェニックな5つのスポットをご紹介します❗️
1. LA VITA(自由が丘)
水の都で知られるベネチアの街並みが再現された商業施設です。「自由が丘のベニス」として、今インスタグラムでも話題の映えスポットのひとつです✨ゴンドラや石造りの街並みは美しく、どこを撮っても絵になるフォトジェニックスポットです。施設内には、革製品を扱う専門店やヘアサロン、カフェなどおしゃれな店舗があります。
この施設は、1933年に日本に初めてモンブランを提供した洋菓子の老舗「MONT-BLANC」が開発、竣工し1990年に完成しました。
ちなみに、LA VITAとは、イタリア語で「人生」という意味を表し、「美しい家並みに人々が集う広場になるよう」という思いが込められているんだそうです。
2. 汐留シオサイト5区イタリア街(汐留)
ビルが立ち並ぶ一角に、イタリアのようなロマンティックな雰囲気が感じれる街並みか広がっています✨
実際にイタリアの方が建設に携わっているため、石畳が敷かれたカラフルな街並みが特徴です。このキレイな街並みから、ロケ地(花より男子など)としても利用されているため、一度目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。街並みはもちろんですが、本格的なイタリア料理を楽しむこともできます。
イタリア街ができた経緯は、日本の歴史に深く関係あります。イタリア街の場所は、かつて仙台藩伊達家、会津藩松平家、竜野藩脇坂家の屋敷があったところです。明治維新後、明治新政府にとって公共用地として自由に使えるようになり、開化の証として鉄道を開発させることになりました。汐留に日本初の始発駅となる新橋停車場が制定されました。その後、1995年に汐留の大規模な再開発が始まり、江戸時代から続く地を未来にどのように繋げるか話し合いを重ねたようです。ヨーロッパのように町の中心に広場をつくるという考えがまとまり、イタリアの中央に公園を設ける都市づくりを参考にし、開発が進み、現在のイタリア街が完成しました。景観を守るために、建物のデザイン等に細かなルールが制定されているようです。また、広場の真ん中には再開発の際に発見された、かつて新橋停留所で使われていた転車台の基礎石が残っています。歴史的な背景を知り、訪れるとまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
3. 国際子ども図書館(上野)
NEXT映えスポットとして雑誌に取り上げてられるほど、注目の集まる美しい図書館です✨子どもの本を集めた専門図書館ですが、大人も子どもも入館でき、楽しむことができます。
元々は、1906年に帝国図書館として建てられました。しかし、戦後1947年に帝国図書館は国立国会図書館に統合されてしまいます。その後、1990年代に子どもの読書離れが高まり、2000年に児童書専用図書館「国際子ども図書館」として新しく生まれ変わりました。
国際子ども図書館には、レンガ棟とアーチ棟の2つの建物があります。
レンガ棟は、1906年に建てられ、100年以上の歴史がある明治期を代表するルネッサンス様式の洋風建築です。(ちなみに、ルネッサンス様式とは、イタリアを中心に広く、ヨーロッパに普及した建築様式で、大理石の床やアーチがあることなどが特徴として挙げられます。)緩いアーチの大きな窓が特徴で、グレーの白丁場石という安山岩の一種とベージュ色のフランス積みされた化粧煉瓦が印象的です。創設当初は、夏目漱石、森鴎外といった文豪たちが通っていた場所です。
アーチ棟は、2015年に完成した新館です。ガラスに覆われた、美しい曲線を描く弓状の建物で、このカーブは、本をめくるようなイメージで設計されたそうです。帝国図書館創設当時の設計コンセプトが、中庭と一体となった図書館環境だったため、レンガ棟と共に中庭を囲むように設計されました。
外観はもちろんですが、内装も魅力的です。白をベースにしたレトロな内装は、どこで撮っても海外の雰囲気があります。インスタ映えするスポットのひとつは、レンガ棟を入ってすぐの吹き抜けです。創設当初からのある繊細な意匠の階段が3階まで続き、アンティークな空間が広がっています。天井には華奢なシャンデリアも創設当初からのもので、その歴史は100年を超えています。
1階には、小学生までの子どものための「子どもの部屋」。2階に上がると、常設の展示室「児童書ギャラリー」と中高生の調べ物に適した書籍を扱う「調べものの部屋」。そして3階には、「本のミュージアム」があります。また、カフェと中庭が併設されているので、幅広い世代がゆっくりと楽しめるスポットです。
4. 自由の女神とヴィーナスフォート(お台場)
お台場で存在感を放つ、レインボーブリッジに向かって立っている自由の女神。実は、日本とフランスの友好関係の記念として、期間限定で1年間1998~99年に建てられました。現在の自由の女神像は1999年にパリ市からの正式な許可を受け再建され、2000年に来日したレプリカ像です。
ちなみに、私達が知っているニューヨークの自由の女神は、「アメリカ独立100周年」を記念してフランスからアメリカに贈呈されたものであり、今度はそのお礼に「フランス革命100周年」を記念してアメリカがフランスに自由の女神が贈呈されたそうです。
ヴィーナスフォートは、パレットタウン内にある「女性のためのテーマパーク」として1999年に誕生し2006年にリニューアルした、ファッション、雑貨、化粧品、レストランなど160店舗ある商業施設です。内装は、17~18世紀の南フランスや北イタリアのような美しい街並みが再現されています。吹き抜けの天井が、時間によって青空から夕暮れ、夜へと景観が変化します。
このお台場を代表する施設のひとつと言っても過言ではない、ヴィーナスフォートを含むお台場パレットタウンは、2021年12月より順次営業を終了することが発表されました。ヴィーナスフォートは2022年3月27日に営業が終了するそうです。何度か訪れたことがある方も、宜しければこの機会にまた足を運んでみてください。
5.迎賓館(元赤坂)
明治24年に東宮御所として建設された、日本唯一のネオ・バロック様式の建物です✨(ちなみに、ネオ・バロック様式というのは、絵画のような華やかさを特徴とする建設様式のことをいいます。)
現在の迎賓館は、海外の首相や国王など日本国の賓客の宿泊やおもてなしのための施設であり、平成21年の大規模修復工事後には、国宝に指定されました。
建設には、明治時代の洋風建築をリードした、英国のジョサイア・コンドル博士の弟子である片山東熊が指揮をとり、著名な学者、芸術家、技術者などが携わりました。建設には、現在の価値で500憶円を超えたと言われ、片山は昭和天皇から「贅沢が過ぎる」と言われ、心を痛めたそうです。
そんな、豪華な迎賓館の前庭にて、現在1日20食限定で、優雅にアフタヌーンティーを楽しむことができます!日本各地の話題のスイーツ、農産物を積極的に使用し、地域活性化にも協力しているそうです。午前中で売り切れてしまうことの多い人気メニューですので、事前のインターネット予約がおすすめです。
詳細はこちら→https://npoparkcafe.jp/afternoontea-info/
6.【番外】ミニチュアの世界旅行が体験できるsmall worlds TOKYO(有明)
世界最大級の屋内ミニチュアテーマパークが有明にあります。入口のトンネルを抜けると不思議な1/80の世界が広がっています。15分に1回昼夜が入れ替わり、時間帯によって全く違う雰囲気を感じることができます。再現度の高いミニチュアな世界の海外旅行は、写真を撮る楽しさなどがあり、世代を問わずに楽しめるスポットです。屋内なので、天気の心配もありません!よかったら足を運んでみてください。
チケット購入などの詳細はこちら→https://www.smallworlds.jp/
7.おわりに
今回は、東京で海外気分を味わえるスポットを紹介しました。知っているスポットもあれば、今回初めて知ったところもあるのではないでしょうか。
コロナウイルス影響を受け、なかなか海外旅行をすることが厳しい状況になってしまいましたが、都内で海外気分を味わえるスポットは意外にもたくさんあります。WITHコロナの時代、今回のスポットを訪れるなど、少しでも楽しみを見つけていければいいなと感じています。
今回はヨーロッパ編として一部抜粋し紹介しましたが、今後違うエリアも掲載予定です。よかったら、次回以降の記事もチェックして頂けると嬉しいです。
また、現在海外気分を味わえるツアーを作成中です!東京観光で新たな世界を私たちと一緒に味わってみませんか?こちらも楽しみにお待ちください!!
少しでも、コロナ禍での皆様の毎日が素敵な時間となりますように✵
アウテック 石原 夏帆
前回の記事はこちら📝
コロナ空港検疫情報、随時更新中です✍
引用
三井ホーム 第1回ラ・ヴィータ→https://www.mitsuihome-tokyo.com/intra_net/images/fun/myshop/myshop_01.pdf
コムターネ汐留→http://comune.or.jp/history/
Kissポート 第2回汐留イタリア街→https://www.kissport.or.jp/spot/tanbou/1906/
国立国会図書館国際子ども図書館→https://www.kodomo.go.jp/index.html
東京上野ワンダラー→https://ueno-wonderer.jp/article/20200503/949/
地球の歩き方→https://tokuhain.arukikata.co.jp/tokyo2/2019/03/post_61.html
Impress Watch お台場パレットタウン閉館→https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1339728.html
内閣府 迎賓赤坂離宮について→https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/about/
株式会社東和製作所 ネオ・バロック様式を用いた国宝建築-迎賓館赤坂→https://towa-seisakusho.com/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E6%A7%98%E5%BC%8F%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E5%9B%BD%E5%AE%9D%E5%BB%BA%E7%AF%89-%E8%BF%8E%E8%B3%93%E9%A4%A8%E8%B5%A4%E5%9D%82/