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冷却塔のスライム障害
スライムとは
冷却水は水中微生物の繁殖に最適な温度で栄養分を充分に含んでいます。
そのため、多くの冷却水系ではバクテリア、細菌、藻類が繁殖し、
水とともに冷却水系のいたるところに移動し付着します。
微生物、あるいは微生物が分泌する物質の堆積をスライムと呼びます。
スライムによる障害
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1.冷却能力の低下
冷却塔(クーリングタワー)の充てん剤や配管あるいは冷凍機のチューブ等にスライムが溜まれば冷却塔の効率も低下します。
冷却水の効率が下がれば、熱源システム全体の性能低下につながります。
2.管の腐食
スライムが付着した管を通る冷却水の水質が悪化するだけでなく、管そのものにもダメージが加わります。
腐食して水漏れが起こるリスクや修理や交換などの手間やコストが発生するリスクも高まります。
3.管の詰まり
スライムは粘着性があり、大量に堆積するにつれ冷却水が流れにくくなり、詰まって使えなくなるリスクがあります。