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冬場って外に出るだけでも偉くない?

朝起きる時、布団をはぐのに勇気が必要になってどれくらいの日々がたっただろうか?昔は徐々に下がっていく気温に、気が付いたら体が慣れていて、ここまでは難しくなかったんだけどなぁ。

そんなことを思いながら、僕は家の中でこうして執筆をしているのだが。まぁ、毎日来る日も来る日も同じ場所で同じ姿勢で、同じご飯をかろうじて食べて、そんな生活をしていると、さすがに思考が凝り固まる。

夏場の逆で、冬場は場所も動きも固定されてしまうのが難点だ。そして、僕の行動を阻害している要因は、他にもある。
それは、久しぶりに始めた読書の影響だ。

最近は仕事の合間を縫って久しぶりにSF小説を読み始めたのだが、これがいけなかった。休む時間の大半がSF小説に奪われてしまって、何時僕の脳みそは休みを獲得しているのだろうか?

ただ、僕はそんなあわただしい日々が嫌いではない。とはいえ、「思考が凝り固まっている」ことは問題だと自覚している。僕は何か考え事をする時には、散歩をしたり登山をしたりしたい。とにかく、ある程度の運動量が必要なタイプだと、自覚している。

じっさい、これまでの感じだと必要だなと思う。

その為、当たり前だが、何かしらの行動がなければいいひらめきも、良い表現も、行動力も生まれない。この寒い中、外に出ることが億劫になってくると、その外出ですらメンドクサイと感じる。より一層、僕の思考は凝り固まってしまうのだ。

今日も、そんな一日だった。

登山が好きだし、アウトドアが好きだし、キャンプやバイクだって大好きだ。僕は、僕の生き方をしている時間が、好きを全うしている時間が大好きだ。とはいえ、その行動をするためのワンアクションが、非常に億劫に感じると、大変だ。

好きが、嫌いになりかねない。それはとても辛いことに感じる。それが嫌で、なんとか最初の一歩が軽くならないかと工夫しているのだが、未だにそれは難しい。

重たい一歩は重たいままで、軽くすることはできそうもなかった。とはいえ、軽い一歩にするために何かできることがないかと、日々探している。寝る前に対策できることがないか、寝る時間が問題なのか、寝る時の気温なのか。

できる限りの対策をしてみたのだが、どれだけ頑張ってもこの問題は解決しなかった。僕は今日も、朝起きることができずにちょっとだけ遅刻して会社に向かう。休日は、惰眠を貪るかのように停止し、無駄に睡眠時間だけが伸びていく。

本当、冬場って外に一歩出るだけでも偉いですよね。山の中に行って考える事は便利だけど、これからは冬山だ。山に行って考え事をする時には、それを実行できただけでも、すこしだけ自分を褒めてやりたいと思う。

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レン_歩くエッセイスト
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