【事例】サッカー×ブロックチェーンが面白い【スポーツDX】
オンラインでのファンと関係構築
世界中で猛威を振るうコロナの影響で、スタジアムやスポーツバーなど人が集まって試合を楽しめない状況が続く中、オンラインでサッカーをどう楽しんでもらうかを模索する取り組みが世界中で広まっています。
この記事ではそんなポストコロナ時代のスポーツDXとも言える領域で広がりを見せる新たな取り組み事例を紹介します。
①デジタルトレーディングカードゲーム「Sorare」
「Sorare」は選手のカードを購入し、実際の試合での選手の活躍でのスコアを競いあうリアルと連動したゲームになります。
自分が選んだ選手の活躍度に応じて新たな選手のカードなどの報酬をゲットして、ゲットしたカードを売買することができるのも特徴です。
先日、全てのJ1選手が登録されたり、メタップスアルファとのパートナー提携が発表されるなど、世界的に注目を集めているゲームになります。
レアルマドリードやリバプール(南野!)など各国の強豪が続々参戦しています。
詳しいゲーム性は以下よりどうぞ👇
②トークン発行サービス「Socios」
「Socios」はクラブと提携してクラブのトークンを発行支援するサービスを提供しています。バルセロナやPSGなど世界の有名クラブがいくつか実際にトークンを発行していますが、日本ではまだ実績がありません(執筆時点)。
ファンはトークンを購入することで、クラブからのアンケートへの投票権(MVPを誰にするか?ユニフォームのデザインをどれにするか?)など様々な特典を得ることができます。
アトレティコマドリ―はマスクのデザインをトークンの投票で決めたりしています。中にはスタメンを投票に託すクラブも・・・!?
直近ではCoinCheckのNFTマーケットプレイスで「Socios.com」に関連して発行されるNFTを取り扱うことが発表されており、国内でもどんどん広まっていきそうなサービスです。
③新世代クラウドファンディング「Financie」
ブロックチェーンを活用した新世代クラウドファンディング「Financie」はトークンを通じて個人や団体を応援するクラウドファンディングプラットフォームです。
最近では湘南ベルマーレのトークンを発行して、サッカー界でも今後存在感を増してくると思われます。Sociosと近いイメージになると思いますが、日本で初のプロクラブでのトークンの本格導入なので今後の展開に期待です。
④投げ銭サービス「pring」
「お金コミュニケーションアプリ」をうたう「pring」ではチームへの投げ銭(ギフティング)サービスをチームに対して提供しています。
ただ投げ銭してもらうだけではなく、チームによってはメッセージを利用したクイズをしたり、練習試合の配信機能を使ったり、チームのコンテンツを活用してファンに喜んでもらおうという創意工夫が感じられます。
pringはメタップスのサービスなので、Sorareとそのうちコラボがあるのでは?と期待してしまいます。
メタップスも金融起点でブロックチェーンとの親和性の高い会社なのでこの領域にはいずれ入ってくると期待しています。
デジタルカードの所有、送金プラフォームとの連携、トークンの発行など様々な形でファンをステークホルダーにすることでサッカーの愉しみ方も、競技をする、観る以外の新たな形で広がりを見せていきそうです⚽