今年も聴いたアルバムからオススメを押し付ける時期がやってきたPart2
一年の終わりが近づいてきて、
本記事のタイトル「今年」が効力を発揮しなくなることに気がついた。
やばい。
2023年内に全て記事を公開しなければ。
焦ってきた男、ヨサカコーメーです。
↓前回はこちら
◯6枚目
⊿アーティスト名 : Dry Cleaning
⊿アルバム名 : Stumpwork
⊿曲名 : Hot Penny Day
今年一番不思議だったことにカウントしていいと、
個人的には感じる出来事があった。
私は家で事務作業を行う際、
ライブラリに追加しまくった聴いたことのないアルバムを聴いていくルーティンがあるのだが、
いつものように聴くアルバムを選定していた所、
全く身に覚えのないアルバム名が浮き上がってきた。
それがこのアルバムである。
なにこれ???
ええ…???誰…???怖い…
どうせ人と話している時、
何気なしに話題に出てきたので追加したか、
Shazamで追加したんだろう。
まあ、とりあえずライブラリにあるんだし聴くか。
そのくらいの気持ちでアルバムを通して聴いてみたのだが、
まあ抜群によい。
これもびっくりポイントの一つかもしれない。
サイケ感満載のギター、
生臭さが半端ないベース、
逆に打ち込みのような抑揚少なめのドラム、
そして、囁くような女性のポエトリー。
それこそ、コインランドリーで洗濯物が乾くのを待つ間、
時間がダラダラと流れていくような感覚を味わえる一枚となっている。
◯7枚目
⊿アーティスト名 : 平畑徹也
⊿アルバム名 : AMNJK
⊿曲名 : 天邪アウトロー feat. 高橋優
高橋優、ヨルシカのサポートだと有名な、
キーボーディスト、アレンジャーの平畑徹也さん、
通称はっちゃんのソロアルバム。
名だたるゲスト出演から、
はっちゃんがたくさんのアーティストから信頼されているのが分かる。
このアルバムが本当に良かった。
紹介用に貼った「天邪アウトロー」に始まり、
ヨルシカのsuisさんが参加している「先日はロマンス」、
そして私に激刺さりした、インスト曲の「サイトシーイング」
名曲だらけの素晴らしいアルバムとなっている。
余談だが、X(旧Twitter)にて
はっちゃんにフォローバックしてもらった嬉しさからリプライを送ったのだが、
本人から返信が来た時はマジで嬉しかった。
◯8枚目
⊿アーティスト名 : いよわ
⊿アルバム名 : わたしのヘリテージ
⊿曲名 : きゅうくらりん
今年一年でかなりヘビーローテーションしたのはこの曲かもしれない。
そのくらい衝撃がすごかった。
曲のリリース自体は2年前だが、
失礼ながら今年初めて拝聴した。
このかたの曲の特徴はなんといってもそのキモさ。
いや、褒めてます。
マジでキモい。
コード進行のややこしさ、
そこに乗っかるメロディの美しさ、
安定感の掴みづらいシーケンスフレーズ、
ドラムンベース的な激しいリズムパターン、
全てが瓦解寸前のバランスで積み上がっているように聞こえながらも、
絶対に崩れない階段として成り立っている。
まるで、ロストテクノロジーの螺旋階段みたいだ
歌詞もキモい。
暗喩、直喩、オマージュの応酬で、
オタク心を本当にくすぐってくるぜ…
2024年も活躍が楽しみなアーティストです。
◯9枚目
⊿アーティスト名 : ケンドリック・ラマー
⊿アルバム名 : To Pimp a Butterfly
⊿曲名 : For Free? (Interlude)
マジで最高すぎる。
間違いなく、2023年のマイベストアルバムはこの一枚だ。
今まで、ラップやヒップホップは所謂超有名どころしか聴いてこなかった。
いや、ケンドリック・ラマーも有名なんだけどね。
知人にオススメされ、アルバムを通して聴いた時の衝撃が忘れられない。
まず、トラックのかっこよさが半端ない。
ヒップホップやラップを避けていた理由として、
トラックの単調さがある。
まあそう勘違いしていただけかもしれないけど。
私の悪い部分として
生楽器至上主義的な部分がある。
サンプリングでサウンドメイクされたヒップホップトラックについては、
どうしても「サンプル元があってこその良さだから…」と、意味不明な偏見で避け続けてきたのだ。
しかし、このアルバムは違った。
トラックの音質的、音楽的なクオリティが高すぎる。
ジャズのスリップビート的なアレンジに合わせて畳み掛けるラップが重なる「For Free」のアイディアには痺れた。
リリックの内容も、
これまでラップに感じていた暴力的な側面ではなく、
知的な『怒り』をとても感じる。
とにかく、まだ聴いたことのない方はマジで聴いてくれ。
おらの解説とかどうでもいい。
すぐ聴いてくれ!!!
◯10枚目
⊿アーティスト名 : MGML
⊿アルバム名 : McGuffin
⊿曲名 : McGuffin
知り合いのバンドを紹介するのは、
いつまで経ってもなんだかこしょばいですけど、
良すぎたので紹介します。
湘南を拠点に活動中のバンド、MGML
対バン自体は一度しか、しかもたくさんのバンドが出演する日だったため、
あんまりしっかり見れなかった記憶がある。
その後ろめたさもあり、今年に入って改めて音源を聴き直したのだが、
この「McGuffin」が信じられないくらい良い。
メロディラインの美しさ、諦念し切った歌詞、
そして、そしてそしてそして。
落ちサビの天才的アレンジ。
サビのメロディが従来の半分のテンポで歌い上げられるのだが、
なかなか意味わからないとこので復帰する。
それが最高にかっこいい。
絶対パクるからな。絶対だ。
正直、同じ作編曲かとして、かなり腹が立ちました。
良すぎて。
詳しいので私もたくさんいい曲作ってボコボコにしたいと思います。
まだまだ次の記事へ続く…!