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子育てシェア 「何かあったらどうするの?」

2023年9月に、「シェアする子育て すいまーる」ができて、もうすぐ1年4ヶ月が経とうとしています。

子育てシェアを始めるにあたり、これまでよく「何かあったらどうするの?」という質問をもらってきました。

そりゃ 私だって、かわいい我が子に何か起きたりしないか 心配はあります。でも、「心配だからやらない」ではなく「じゃぁ その心配はどうやったら減るのか?」を考える方が 私は好きなんです。

というわけで 本note では それに対する 我が家のスタンスを記載していきます。


そもそも「すいまーる」の事業紹介



我が家の事業としては 大きく分けて以下の3つがあります。

シェアハウス(居住)

我々夫婦のほか、現在2世帯が居住しており、共同で育児 (ご飯、おむつ替え、入浴、保育園の送迎、預かり等)を行い、近隣住民や保育園等からも周知されている状態。これまで1年以上 共同で生活を営んでおり、今後も期限なく住み続ける予定。

ゲストハウス(宿泊施設)

最短1泊から半年まで期限付きで宿泊が可能。民泊の届出を行っておりAirbnbや Booking.comといった宿泊サイトのほか、ホームステイのプラットフォームにもいくつか掲載。直接 instagramや公式LINE宛に問い合わせがあるパターンも。外国人ゲストが多いが、国内家族連れもよくいらっしゃる。

住みびらき(日帰りのイベント)

週3回、自宅のリビングや空き部屋を開放。イベントを行ったり、子ども食堂を行ったり。私設公民館のようなイメージ。空いている時は、地域の交流拠点として有料でレンタルスペース貸しも。


そのほか、ニーズがあって こちらの余裕もあれば ゲストのお子さんを預かる(認可外保育施設)ことも。すいまーるは 保育士資格あり夫婦のほか、子育て支援員も1名在籍しているんです、実は。 とはいえ こちらも忙しく、あまり積極的にはやっていない。「困った時は助け合い」くらいの温度感。


悪意ある人の侵入は防げない

上述の通り 我が家は 簡単にアクセスできます。誰でも日帰りで遊びに来たり、宿泊することができます。その中に 悪意を持って侵入する人がいてもおかしくありません。人を受け入れる以上、どんなに気をつけても 悪意の侵入者は ゼロにすることはできません。

じゃぁどうするのか。

できるだけの予防策を考える。
それで防げなかったら仕方ないと腹を括るまで考える、話し合う。
以上。

というわけで 我が家の基本ポリシー・ルールを紹介していきます。


我が家のポリシー・ルール


私の中の家族の定義について

・自分が 選んだ人が「家族」
・つまり、夫、子どもの他に、「同居の他人」も 私にとっては「家族」
・ホームステイや民泊のゲストについては「ゲスト」であり家族ではない
・何かあっても話し合って解決できる対話力がある人のみ「家族」として迎える
・基本的には月1(何かあれば都度)、全員で 話し合う場を設ける
・対話力や信頼性の判断ができるようになるまでは「ゲスト」として一緒に暮らす

子育てシェアのパターンについて

・子育てシェアは2パターン ①1対1の託児 ②一緒に遊ぶ
・「家族(同居の他人も含む)」に頼むのは①もしくは②
・「家族(同居の他人も含む)」であっても、子どもに何かあった時に腹を括れるほど お互いの信頼が構築できるまでは②のみ。
・「ゲスト」に頼むのも②のみ。家族(同居の他人も含む)の誰かが 必ず同席し、ゲストと子どもだけで1対1になる状態を作らない


どうでしょう。

不安があるなら、そもそも預けない。
安心と信頼が構築していくための対話力がある人しか候補にしない。
確立できるまでは 1対1にしない。

これを徹底していけば、なんとかなる、気がしません…?


1年以上やってみて


このルールを設定し、運用して1年ちょっと。
トラブルも、不安もなく 平和に過ごすことができました。

1年以上一緒に暮らせば、
「この人は、人間として信頼できるな」とか「悪意をもって何か、しでかすような人間じゃないな」というのは わかるわけです。

そして、これまで培ってきた対話の積み重ねのおかげで、もし今後何かあったとしても、ちゃんと話し合って解決していけるだろうなという安心も しっかり醸成されています。


「何かあったら、どうすんの?」「責任もってやってくれんの?」
そんな不安が頭に浮かぶうちは、預けちゃダメです。

まずは「何かあったらどうすんの?」ではなく、

「どうしたら信頼できるか?」とか「何も起こさないためにどうするか?」といった方向に思考をもっていきましょう。


それでもなお 不安が残るなら、それは たぶんね、やめた方がいいです。
何か起きた時に きっと、その人のせいにしちゃうから。


でもそれは「あなた」の話。


我が家は 信頼の上で 既に成り立っているのです。 これ以上の我が家に対する「何かあったらどうすんの?」は、もう、お腹いっぱいなのです。

大丈夫だから!もっと他の心配して!!!


擦り合わせ と 言語化

ちなみに、我が家は「遊びに使っていいトイレットペーパーは何個まで」や「おしっこ、うんこといった言葉の多用にどう対応するか」といった 粒度で擦り合わせをしています。

ぶっちゃけ、実家/義実家ですら そんな粒度で話さなくないですか?
というか夫婦間ですら 擦り合わせが足りていない、なんて場合もあるかもしれません。

夫婦って 長く一緒にいると言葉にしなくても伝わることも増えてきて、言語化することが減ったりも、すると思うんです。

我が家の場合は 全然違う人間同士で共通認識を作っていかないといけないので、より 擦り合わせたり、対話したり、事前に決めたり、という言語化が多くなっている印象はあります。

大変そうに聞こえるかもしれませんが、私は それがね、好きなんですよね。
そして 同じように好きだったり、それを大切だと思っている人たちが、ここに一緒に暮らしているんです。


それでも トラブルは発生しうる


もちろん、どれだけ事前に擦り合わせをしていても、まったく悪気がなくても、どんなに気をつけてても、それでも トラブルや事故が起きることはあります。それはもうね、仕方ない。

そうなった時はもう、できることなんて保険で解決するくらいです。 


というわけで子育てシェアに関しては 個人賠償責任保険に加入という解決策で対応しましょう!!!

個人賠償責任保険は、
・自分(の子どもも含むことが多い)が 人のもの壊しちゃった
・自分が、他人の子ども怪我させちゃった

とかで損害賠償とか弁償とか、お金を請求された時に使えます。

現時点で 自転車保険に加入している人は、他人の子どもに怪我を追わせてしまったなんて時にも補償される可能性があります。確認してみてください。

子どもを誰かに預ける時は、その「預かってくれる相手」にも加入をしてもらう必要があるのでご注意を。

加入する保険によって補償対象は要確認ですが、
「同居の親族」の場合はNGでも、「同居の他人」はOKな場合が多い印象です。


既存のサービスに載せるなら


いくら個人賠償責任保険があっても、「それでもやっぱり預けあいは不安だわん」という方のために。

「ファミリーサポート」やAsmamaのアプリ「子育てシェア」を利用して預け合いをするのも、1つの手かもしれません。

・何かあったときの一次対応をお願いできる
・解決までフォローしてもらえる
・賠償責任保険が使える

といったメリットがある、気がします。トラブルを起こしたことがないので、はっきりとはわかりませんが。

なお これらのサービスに登録しているだけではダメで、これらを通して都度 託児を依頼する必要があるので そこだけ要注意です。



以上!!!

もっともっと、子育てを楽しめる世の中になりますように!

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應武茉里依 Outake Mary
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