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エゴイズム


いきなりの告白だけれど、

昔、私は


世のため人のために......○○○○○します。

とかいう人間だった。

しかし、言っている当の本人は何処かで矛盾を感じていた。

それは何かというと、、、

自分のことも世話できないのに、、、

人のためとかどの口が言っているのだろう。

どこか恩着せがましくはないか、、

という自分に対しての素朴な疑問だった。


そして、それを見事に打ち砕いてくれる、とある先生が現れる。


その先生はとある有名な心臓外科の先生のことをあげて、

おそらく、、、


彼は自己陶酔してるよね。彼の周りでは救われている人がいる一方、家族とか犠牲になっている人がいるよね。

と。言い放ったのだった。



私は、これに妙に納得した。

そう、その先生は人を治したくって治してるのだ。

私が医学部にいるのも、医師になりたかったから。
その先で、心臓外科に進むのも、脳外科に進むのも、放射線科に進むのも、研究の道に進むのも、もっと極論を言ってしまえば医師としての仕事を放棄するのも、、

全ては、自分の選択であり、

自己満足なのだ。


救いたいから救う。

救ってる。


この2つの言葉は似て非なるもので、

その背景に隠れているニュアンスは全然違う。


やりたいから何かをやるのだ。

いつから自分はそんな偉い人物になってたのかなと思うと怖いと思う。

たまにこうやって、振り返らないと、、、。


そして、私はその時、

人のためを枕詞に逃げる人より、

私または僕は

有名になりたいとか、

お金持ちになりたいとか、

モテたいとか、

素直に言える人の方が意外と謙虚なのではないかと思ったりしたのだった。

それから、、、

私は主語を一人称で話す癖をつけている。







以上、私がなるべく心がけていることのお話でした。笑

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