統合人物がひとりでに歩き出す法。
僕はよく作品を書いていると、どうしても想定内のセリフや展開になってしまう事があります。自分でプロットを立てて書いていると
どうしても展開が作品を見てくれている人に
とっては、予想できてしまうようです。
故新井一氏の「シナリオの基礎技術」にはこんな事が書いてあります。「予想を裏切れ、期待を裏切るな!」という作劇法です。
予想が出来てしまうフィクションなど、想定できてしまって面白くないという事です。僕は決まって作品を書き始める前には構成を立てるのですが、書いている途中で、主人公がこんな風な危機一髪に瀕したら、面白くなるだろうなと思って、ストーリーの筋を替えてしまう時があります。そうすると予測が付かないストーリー展開になって、作品が面白くなるのです。それを作家は、登場人物が勝手に動き出すと言うのです。
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