社会貢献活動の人と、社会貢献の人
社会貢献活動にいそしむ人が増えている、という話を聞いた。
なんとなく、胸騒ぎがした。
わたしの周辺にも社会貢献している人がたくさんいるのだが、そのほとんどは社会貢献活動の時間とそれ以外の時間を持っている。
そういう人のSNSなどを注意深く見ていると、社会貢献活動のことは頑張っている話、一緒に活動する人の話、貢献する相手の話などが書かれているのだが、それ以外の時間の投稿がとても興味深いのである。
どんな投稿かというと、旅行先の景色、美味しい料理、家族やペット、大体はこんな感じなのである。これらが悪いわけではないし、むしろ幸せそうな内容でほのぼのしているものもある。ただ、共通しているのは、社会貢献活動の時間とそれ以外の時間、という風に分断されているように見えるということ。
わたしが参考にしている社会貢献の人たちは、みな社会のことを四六時中考えていて、食事も家族も旅先も、みんな内容が社会とつながっている。それはおよそ社会貢献活動以外の時間には見えない。社会との繋がりそのものである。
冒頭の胸騒ぎはそこから来るようだ。
社会貢献活動にいそしむ人が増えるのは良いことだと思う。なぜなら、社会をよくするためには行動量が必要だから。わたしが目指しているのはそこではない、というだけ。四六時中、社会のことを考える人になりたいのだろう。そうはなっていないけれど。
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