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がんばれ元気vsあしたのジョー

入江聖奈選手、おめでとうございます!!

入江聖奈選手、女子ボクシングフェザー級で金メダル!
おめでとうございます!

女子ボクシングでは日本初のメダルを、20歳の入江選手がもたらしました。
きっと南海キャンディーズしずちゃんも2回目のコロナから元気になったことでしょう。

がんばれ元気

※多少のネタバレがありますのでご注意ください。

過去記事でも触れましたが、入江選手がボクシングを始めたのは1970年代のマンガ「がんばれ元気」の影響です。作者は小山ゆう。堀口元気という少年が裕福な祖父母に育てられながらボクサーになる物語です。母親は元気を産んですぐ亡くなり、父親はライト級ボクサーからフェザー級に転向する時の減量や関拳児のパンチで亡くなりました。元気は父の教えと情熱を秘め、祖父母の元で明るく元気に育ちました。父の仇を取るというより、父の夢を実現する純粋な少年が描かれています。父の無念の死、師匠・三島の病死など恨みや執念を抱く要素は多々あれど、元気は名前どおりに元気で優しい誠実さを持った男性に成長します。

入江選手は入場前からニコニコ笑っています。がんばれ元気もさわやかに入場し、観客の応援に笑顔でこたえていました。身をかがめて相手を交わし、ストレートアッパーを放つのも、がんばれ元気の得意技でした。入江選手がパンチのたびに「シュッシュッ」と言ってるのも元気と重なります。

ネスティー・ペテシオ選手

入江選手の決勝戦相手はフィリピンのネスティー・ペテシオ選手。29歳。
フィリピンのダバオ出身。父親は農夫。ネスティーは兄とともに鶏の糞を拾って売り、家計を支えました。父親は自己防衛のために子供らにボクシングを教え、ネスティーは男性相手に勝利して貧困から脱出するきっかけを掴みました。その後も、賞金で家族を養っていました。2018年にはパートナーの女性に失恋しうつ病が悪化したそうですが、見事に復帰しました。決勝戦を終えた時、清々しい笑顔で入江選手を称えていたのが印象的でした。

最初はあしたのジョーかタイガーマスクを想像したのですが、ネスティーもまた、明るく元気で爽やかながんばれ元気のように思います。

試合の結果

前回の準決勝もいい試合でした。入江選手はギリギリでイギリスのカリス・アーティングストール選手に勝ちました。↓ここでも紹介しました。

決勝戦は見事な全員一致による勝利でした。↓こちらはスコア表。ブルーが入江選手です。

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審判をしていたのはドイツのスザンヌ・コプケさんでした。詳細情報は調べてみましたがわからないままでした。残念。

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3人とも、素敵な笑顔でした。がんばれ元気の時代が到来です!

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コジミ
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