真夜中ひかるサイゼリア1105円ガチャ
2回目のワクチンを打って、副反応に怯えています、ふだん風邪も引かないような健康優良児だから、ひさしぶりに熱なんか出ちゃったりするかもねと思うと、なんだかもう気怠いような気がしてくるね、プラシーボかな。
たまの偏頭痛の発作に悩まされる以外、こころがバランスを崩そうが身体は健康で、ストレスで痩せれたらいいのにねとのんきに思いながら、食べることいがいなんにもしたくない日のことを思い出します、おなかすいたね、くるくる回るお寿司が食べたい、それから、顔よりもおっきいナンとカレーとか、しにたくなくなっちゃうくらい綺麗なパフェとか、サイゼリアの小エビのサラダとか。
いいね、サイゼの天使の絵みたいにさ、わたしの詩がファミレスとかコンビニとかちっちゃい公園とか、そういう、そういう場所に飛んでっちゃえばいいのにね、そういうひかりの一部になっちゃえればいいのにね。
ひかりになりたい、といつも言っています、ひとり、何でもない日、なんでもないけどなんにもうまくいかない日、歩いてるとき、月や街灯のぼんやりしたひかりでもいいんだけど、コンビニが煌々と異星みたいにひかってると、ちょっとだけそのひかりを分けてもらおうって、吸い寄せられちゃったりしません?(田舎に住んでるとそんなコンビニもなくてさみしくなるんだけど)
わたし自身がそういうひかりになって、ずっと生活の、生の通り道にちゃんといて、詩にはそこで買うホットスナックのチキンとか、あったかいココアとか、レジ横の大福とかみたいにそこにあってもらって、そうやって、そうやって生きていらんないかなぁと思います、
大それたもんになれるならなりたかったかもしれないけど、そうしたら、あなたのそばにいられないでしょう。わたしに似たひとを、わたし自身を、たぶん、愛していられなくなるでしょう。
注文したオレンジチェックのズボンが可愛くて、早くこれを着て歩きたいな、
舐められたくないとか、そんな気持ちで着始めたような気がする柄物の服やカラフルな服が今はいとしくて可愛くて仕方なくて、そういう服を身に纏うじぶんの正しさが誇らしくて、人生ってそういうもんよねってまた主語は拡大していく、
きみにかわいいって言われることだけが価値です、でもきみは、わたしならなんだってかわいいってきっと言ってくれるでしょう、言ってくださいね、だからきみがすきです、わたしがすきです、これは、ひかりのはなしです。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。