詩人にもエッセイストにもなれない毎夜

 
考えなきゃなんないことの大抵は考えたくないことで、やんなきゃいけないことの大抵はやりたくないことで、そのくせ書きたいことを書くのは難しくて、今日も生活、ままならないけどなんとか生きてはいるんですけど、それでいいよって言ってくれませんか、心から、心からですよ。

 
まともな、ふつうな、じょうずな、生き方ってなんですか、そんなものあるんですかって世の中を睨むように思いながら、じょうずに生きられなくてごめんねって泣きたくなる。
たぶん、許してほしいからってだけで、そこにはなんの無垢さもないこと、わかっているので絶対にしないよ、いいんだよって、笑ってくれるひとたちがいるの、知ってる、わたしはそれを待っていて、けれど、そこになんの保証もないことも、知っている。

 
だれかとふたりになれないかとずっと願っているけれど、ひとりがちゃんとできないとふたりにはなれないんだと思うの、そうでしょう、そんなのどうでもいいから溶け合ってひとりになってしまえないかと思った夏、あなたにはありますか。
ほんとうは、ほんとうは一過性の発熱を毎夜のように繰り返して生きていたいなぁ、わたしがいつまでも幼いのはなにもかも経験が足りないからだって、わかっちゃいるけど悪いとは思ってない、こと、叱られたかった、身体も幼いうちにね、もう、いまはやだよ。
 
 
わたしはわたしを結局預けたくないのかもしれない、執着と依存と干渉のちがい、説明できるまで、まだ腐りかけのモラトリアムで。




#雑記 #エッセイ #人生


生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。