あのころわたしファッション雑誌の占いがきらいだったね
今日は月曜だったからさ、更新された週間の運勢を確認したの、ラッキーカラーピンクなんだって、ピンクは好きだけどたぶん、そのためには選べないよ。
信じてもない星座占いを見るのが日課になってしまった、良いことが起こりそうな日だけ鵜呑みにしてなんとか毎日をやり過ごしてる、嘘、ほんとうはそんなに頼りにしてない、明日この世から占いってものが消えても、なにひとつ困らず変わらずいられる、そんな、そんな自分がどうしても捨てられないってはなし。
いつまでも馬鹿みたいにオウジサマを待つけど別に来なくたってかまわないんだと思うよ、おとぎ話は好きだけどおひめさまになりたいわけじゃない、タイヘンそうだし、城になんか入れなくてもいいからはじめからしあわせに暮らせないの、できればみんなさって、どうかバッドエンドで終わりませんようにと心臓バクバクしながらページをめくる日や画面をみつめる日のことを忘れられない。
そう、みんなでしあわせになりたいの、これはただのエゴイズムで、100%、わたしのしあわせのために。
彼女たちに教えてもらったのはうつくしくかわいく女であれってことと強く優しくあれってことな気がして、もともとヘタクソなのに年々下手になっちゃうんですけど、大人になるってこういうことですか、恋とか愛とか、感情、幼いころみたいに生活と別離していてほしいのにねって最近ずっと思ってるけど、ほんとうは生活にぴったりくっついていてくれるような愛情がほしいのだ、うっかり眠ってしまったゆうがた、目が覚めたとき泣きたくなるから、泣いてしまうから、あたまを撫でてねってそんなはなし、あぁ、じゅうぶんオウジサマかもね、そんなの。
散文になれなかったきみたちのことまでたいせつにできるから雑記を書くようになってよかった、そうだ、いつかおっきな何かがあった時自分へのご褒美に買いたいものが増えました、手書きの文字は嫌いだけど綺麗な万年筆と、煙草は吸わないけどヴィヴィアンのライター、まぁどっちも買わないで生きていったりするのかもしれないけど、ね、今はそんな未来のことだけ考えたいよ。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。