0921億回目の報復性夜更かし
正しさなんてどこにもなくて、そこら中のどこにでもある、おっきなハンバーガーにかぶりつくこいびとの姿がいちばん正しいことだけはわかっているけど、それ以外の全部がわからないね。欲張りが悪いことじゃないってだれか言ってほしい、言ってくれなくてもわたしだけはずっと言い続ける、
それぞれの抱きしめる(捨ててもいい)地獄をどうか軽んじずにいられますように、すきなひとの地獄を見せてほしくて今日も短い指でつくった輪っかを覗き込む、いつかほんとうのシルバーのリングになってね、目に見える、ものだって、わたしはちゃんと大事にできるって、知らしめてね。
頭痛とかぜんぶ満月のせいにしたらいつまでも女の子のままでいられるかもしれない、肌寒くて羽織った水色のパーカーのちぐはぐな紐のながさ、わたしときみ以外輪郭なんかみんなぼやけてしまえ、
お仕事何してるんですか、詩を書いてるんです、って、うまく言えるまでずっと月に勝てない気がする、勝ち負けなんてどうだっていいよ、って、言えないくらい負けたことのほうが多くて、そう言えるのって勝ってきたからじゃないですか。
激情に振り回されるくらいなら振り回してやることにした真夜中、を、どうせ今日もループする、
愛情って受容と許容のことだって、クソみたいなセミナーで説いてほしい、
報復性夜更かし、ホットミルクは自分で入れるものじゃないよ、おやすみ、おやすみ、眠れなくても眠りすぎてもわたしはかわいい。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。