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0604、今日も水には嫌われている


泳げないまま歌うパートオブユアワールド、雨が降ってるだけでなにもかも嫌になるようななにもかも不安になるような日が時々あって、濡れたパーカーのすそがわずらわしい、傘、ちゃんとさしてたのに。車に水、はねられたってひとり笑って歩ける日だってあるから、要するに気分の問題、雨のせいにするのがいちばん健康的でいちばん不健全、って、わかってるからそれを選ぶのだ、健康で不健全なことが好き、昼過ぎまで眠るだけの休日とか、ビスケットにアイスクリームをすくわせて食べることとか、ほら、詩を書くこととか、いい子たちがみんなする不健全なこと。
近所の紫陽花、まだまばらにしか咲いてなかった。


日常の愛しさ以外わからないのに日常がおろそかになって、生きるのが下手くそだ、と簡単に口にしてしまう、上手に生きたいなんてほんとうは思ったことないから、口にする言葉の8割がわたしを飾るためにしかなくて、そういうののこと、真摯だと呼んじゃうくらいにはひねくれていてずるいのだ、と、知っているひと、知っていて、なんてことないことだとおもってくれる、ひと。
文章を書くときだけ選ぶ綺麗な言葉、頭のなかで口汚くだれかを罵っていたって、詩人のままでいられるわたし、激情がやまないからこんなことしてんのよ、と、ほら、雨のせいにするみたいに、お腹の奥のこどものせいにする、
時折ちゃんと降って、いつまでも、永遠にやんだりはしないでいてね、と、植物を育てるひとみたいに、おだやかに、空を見る日、に、見る映画。














生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。