一度も着なかった909着目のワンピース
何だかばたばたしてみたり初めてのコロナにかかってみたり体調が戻ったと思ったらお休みを取り返すのにまたばたばたしてみたり、こうして取るに足らない文章を書くのも久しぶりになってしまいました
忙しいくらいで比較的おだやかに毎日は過ぎているのだけれど、おだやかに生きられてしまうことが、そういう自分が、腹立たしくて許せなくて泣きたくなるの、なんでだろうね。
書かなくてもいきていられるわたしになりたくないし、歌わなくてもいきていられるわたしになりたくない、
ずっと全員愛しいまんまで、だけど何もかも大嫌いなまんまでいたい。
見てくれはもうすっかり大人なのに、今もずっと大人が怖い、くだらない誰かにどう思われたってわたしはそんなに優しくないからわたしのままでいられるけれど、君にだけ、あなたにだけ、あの子にだけは見られたくないシミがあって、
効果もよく分からないまま流し込んでいる安いサプリ、
何度目かももう分からないダイエット。
欲しい美しさを手に入れることは欲しいものが手に入ることとは何にも関係がないって、分かっているのにやめられないのは君がSNSやお酒や恋をやめられないのとたぶん似ている、
本当は全部欲しいし全部手に入れるだけのわたしになるけど、
例えばいちばん欲しい幸福と引き換えなら今そばにあるもの全部捨てられること、君にはきっと理解できないから年を重ねるのが怖い、
もう全部に水をこぼして輪郭をぼやかしてしまいたい、早く秋になってほしい。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。