やくそくなんていつもたしかじゃない5月

 
5月ですね、みなさん、どうですか、どうっていったって、ねぇ、って感じなんだけど、どうですか、
わたしは、なんだかぼんやりしているような感じです。強烈なものじゃなくて、じわじわ胸にひろがって染み付いてしまうようなさみしさがずうっとあって(いつもかもしれないけどね)、ちくちく、柔く刺されているような苛立ちが底の方にずうっとあって、
音楽をあんまり聴かなくなったとか、おうちにいるうちに消化しようとおもった積読に手を付けられないとか、4月中に買った新刊の漫画も一冊も読んでなくて、そんな、そんな感じです。そんな感じ、けっこう良くないときだよなってわかってるんだけど、どうにもなんない。
こんな時だし、こういう人たくさんいるんじゃないかなぁと思うとせつなくなるよね、感情、押し寄せてしまうか全部とじこめてしまうしかなくって、でももう今のわたしはとじこめることをよしとしないので、上手に付き合いたいんだけど、むずかしい、
もっと大変なひとがたくさんいるとか、いつもわかってるんだけど、でもね、相対評価じゃなくて絶対評価でいいはずだと思う、つらいならつらいで、それがすべてだし、ねぇ。 
 
 
あぁ、こんなときにはいつも詩をかいてばかりいたよなと思い出したりする、ひとりなら、ずっとひとりの方が楽なのかもしれないのに、ひとといることでしか感情をはかれない、しあわせだなぁって思うときはいつもひとがかかわっていて、いやこの世にかかわってないものなんかないんだけど、
要するにあいたいです、目を見て、ふれあっていたいです、たしかなことなんてなんにもない世界で、そのときだけはたしかなものになれる気がするんだもん。
 
好き勝手かきちらすから、見てください、それだって、たしかだから、だから愛してるんです、
もうなんのうねりも見たくないようなとき、こもりうたみたいに、なりたかったし、
もうなんのうねりも起きないようなとき、呼び起こされる波みたいに、なりたかった。





生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。