あのね。
すきなひとたちといるときだけは、あぁもう、なににもなれなくたっていいのかもしれないと思えるのだ、だってわたしは、なにものでもなくても、きみたちのこときっと愛おしいし。
でもね、やっぱり、なにかになるためにがんばっていないと、わたしはわたしを愛せなくて、誰かに愛されることもないんじゃないかって、明け方のまちのうつくしさに思ったの、ちょうどよく必要なものだけで成り立ったまち、必要なもの、まだ選びきれずにいるわたし。
愛されたいだけだって自分でちゃんと知ってたから、だから、いろんなもの捨ててしまおうと思ったのにあんまり捨てられなかった、のこったもの、大事にするには空白がたくさんあって、それを詩で、自分自身で、補うこと、それ以外にほんとうのしあわせはないような気がしてやまない。欲張り、なので。
身震いするような不安が頭を離れることなどなく、だっていまんとこ未来は不安定でめちゃくちゃ、いまもギリギリ、だけどいきていたくて、できればだれかと、だから歪なだけの希望もころせずにいます、もしも叱られたら睨み返したい、でもたぶんできないし、だから悪いことじゃないよってわらってくれませんか。
へたくそなニヒリズムが顔を出しても臆病な女の子が大声で泣いて困らせてくれる、たいしたことない絶望、乗り越える間もなくやってくる波、沈んだ海の底でひかる骨、ひろって抱きしめたらマイナスどころかプラスになるよ、大丈夫、眠る、眠る、明日もこなして。
あのね、たぶん今日、これを書きたかったわけじゃなかったの、書きたいこと、もっとあったはずなのに、書き散らしたらこんなことになっちゃった、ねぇ、人生そんなもんでしょ、言いたいこと、書きたいこと、まとまんないこと、泣きたいことも怒りたいこともしにたくないのにしにたいことも、詩にしてしまえればいいのに難しいから、でも詩をかきたいから、今日はこんなところで。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。