コインランドリーの駐車場、0331日目に枯れる花
ざわざわと毎日が過ぎていく、馬鹿みたいに忙しくなったとか、そんな訳でもないはずなのにね、
こうやって乾いていくんだとしたら、誰か早く水をやってほしい、わたしは花なので、自分で自分に水をやれないの、わかるでしょう。
おだやかに生きたいけどプラスの刺激だけは欲しくて、わがままだと思うけど叶えてるひとがいるように見えるからまだ諦められない、
ねぇおだやかに幸福にいてね、辛いことなど何も怒らないでねとほんとうに願っているのに、「わたしがいなくても」って言えるけど思えないね、
君がいなくても幸せでいたいけど、わたしがいなくても幸せにはならないでほしい、って、思っている間は傲慢なことをわたしが美しい理由にしていられる、
ずっとこうして離れないでね、わたしの気の済むまで、わたしがひとりで立てるまで、それか、わたしが死んでしまうまで。
あたしみたいなやつはどうせコインランドリーが好きなのに、コインランドリーを好きなあたしみたいなやつはたくさんいるはずなのに、あたしがいちばん好きでおすすめしているあたしのことはみんな好きじゃない、
呼びやすい名前で生きればよかった、ポチとか、呼びやすい明度でいられればよかった、かわいく尻尾をずっと振るとか、呼びやすい距離で踊ればよかった、あなたの玄関先で待っているとか。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。