猫とアレルギーと恋と冬とか
きょうはろうどうがお休みだったので、話せないのも会えないのもやだしいつだって忘れないでほしいな、と思いながらLINEのBGMにきのこ帝国の猫とアレルギーを設定してみたり、ダイエットのために日課のうんどうをしてみたり、こいびとと一緒にはじめたソーシャルゲームのガチャをまわしてみたり、気づいたら10月も終わりそうで、慌ててレイ・ブラッドベリの10月はたそがれの国を読み返したりしていたらあっという間に夜ですね、
きのうの夜、だいすきな友人が恋人とお別れしたと電話がありました、かわいくっておもしろくってやさしくってでも芯があって、ほんとうにだいすきな友人です、この世界で恋や愛だけがしあわせだなんて思わないけど、あの子にとってそれがとてもおおきなものなのだとしたら(わたしもそうだし)、はやく、やさしいばかりの運命のひとがさらいに来てくれないかなと思います、いつだってしあわせであってほしい、あの子だけじゃなくって例えばこれを読んでくれているあなただってみんな。
もうすぐ、冬が来るんだろうか。
夏よりもみんなみんな輪郭がぼやけていって、だから世界が自由で勝手で心地よくみえる、夜がながくなるほど書きたいことも増えていくような気がするから、月だの星だのねむれないひとたちだのを、勝手に戦友のように思ったりする、
でもそんな淡さに、どうしようもない孤独を感じるひともいるんだろう、あの子がそうやってさむさに震えている瞬間がやってくるかもしれないとして、わたしにできることを考えたかった、あなたのそういう瞬間に、なんとか、言葉だけでもそばにいられないかと思った、ばかみたいに干渉、せずに、魔法使いみたいに、そういう、そういうただの偶像でありたかった、だれより、近くて、生々しいまま。
さむい夜が好きだ、コートやマフラーをみじかい指でぎゅうとつかむわたしが好きだ、まだ冬はこいびとといっしょに過ごしていないから、それだけでもたのしみだと思う、
あったかいコーヒーを飲みながら、聴きたいうたのことを考えている、湯船のなかで、はだかで、口ずさみたいうたのことを考えている。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。