眠たい夜の眠らない祈り
やせたいけどとびきり甘いものがたくさん食べたくって、
すきだけどかなしくて、
自由にいきたいけどひとりはさみしくて、
かわいくなりたいけどそれだけが価値だとは思いたくなくて。
いきるって矛盾だらけねって、コーヒーの入ったあったかいマグを両手で持ちながら目を伏せてつぶやくから、なんにも矛盾してないよ、わがままではあるけどねって、笑いながら言ってほしい、きみでもあの子でもあなたでもなく、性も恋も情もない、としうえのひとがいい。
自分のこと、考えてること、文章にするのは好きだけどあんまり上手じゃなくって、だいじなひとたちにだいじなこと、言葉にするのなんてもっと苦手で腹立たしい、口をつぐんでしまうか話しすぎてしまうかしかできなくて、もっと曖昧に、上手にできたらいいのにねぇって、深呼吸しても息は苦しいまんまだったりするの、
ごめんね、すきだから、ゆるしてほしいやって自分勝手な祈りを繰り返す、知ってるの、ほんとうはね、重要なのはわたしがきみたちをすきだってことだけで、きみたちが、わたしをすきかどうかなんて大したことではないってこと。
涼しくなったからかなぁ、なんだかとっても眠たくって、変な時間に眠りに落ちては新しくしたスマートフォンと夜中に逢瀬を重ねたりするの、みなさん、怠くないですか、それともそんな暇ないくらい、考えなきゃいけないこと、やらなきゃいけないこと、あったりしますか。
あったかい飲み物とか飲んでさ、ついでにクッキーがあったりして、いっしょに、お話できたらいいのにね。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。