412歩目でよろけるから構えててよ

 
4月ももう3分の1が過ぎたんだね、あっという間だね、何日かやけに気温が高くって、春すら通り越してしまったのかと思った、
すごろくみたいに人生を進める、ゴールを死だと思わないでほしい、持っているお金の枚数で優劣を決めないでほしい、こういうわがままや綺麗事を全部、わたしの美しさだと思ってほしい。
 
 
 
こいびとだったひととはお別れしました、いろいろあってね、別れを選んだのはほんとうに落ち込んだりはしてないです、それがなんなら冷たいひとみたいでちょっとかなしいかもね、
別にいいんだけど、生活は進んでいくのだし、わたしは愛に生きることにしているのだし、それしかできないのだし。

 
 
平均台をふらふらひとりで渡っている、きっと10年も前ならわたしは手を引いて平均台から下ろして欲しがったけど、渡れるようになりたいから横で見守っててね、ふらついたら神様に内緒でそっと手をにぎって支えてね、と、言えるから大丈夫、大丈夫、
口癖みたいになってる大丈夫、は、独り言と同じだから気にしないで、
気にしないでって、言ってるのに、それでも気にしてくれる君が好きです、

 
バケツが無くても砂のトンネルは作れるよって、教えてね、手のひらですくった水の冷たさを、忘れなければわたしはわたしを裏切らずにいられる、
 
 
 
もっと上手になんでも話したかったね、言葉にしたかったね、
でも全部できなくてよかったね、何度も言うけど、できないから、詩を書いているからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。