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文化の最小単位としての文字を考えたアート~文字を細胞として捉えてみたよ。
生物学で生命の最小単位と定義されることもある「細胞」をモチーフに作品制作しています。
今日は最新作をご紹介いたします。
膨張する細胞の声
593×793mm(23.3×31.2inch), 2020
ペンキ、アクリル、和紙、ブラジルのハンドメイド紙、水彩紙、ケント紙
ブラジルのハンドメイド紙や和紙など、さまざまな紙を混ぜ合わせて構成した作品です。
生命の最小単位と定義されることもある「細胞」が37兆個集まってヒトという1つの生命になるように、集合的な生命観を表しています。
自分自身を構成する小さな生命と、自身が小さな生命としてつくる社会という集合生命の存在を感じてみてください。
ひたすら丸を切りました。
つづいてこちら
食べる細胞
30×30 × 2.5cm (11.8×11.8 ×1 inch) , 2020
インク、ジェッソ、ブラジルのハンドメイド紙、和紙、ケント紙
食べる時、料理する時など「食」に関わる音が文字として描かれた線画の上に、ブラジルのハンドメイド紙と和紙を重ねた作品です。
生命の基本的な機能としての「食」にまつわる行動を、日本語のオノマトペを通じて辿ります。日本人の共通感性としてのオノマトペ表現を日本文化の一部と捉え、影によって分断することによって文化を最小単位まで分解しようとする試みです。
さらにこちら。
音と細胞
30×30 × 2.5cm (11.8×11.8 ×1 inch) , 2020
インク、ブラジルのハンドメイド紙、ケント紙
細胞をイメージした線画の上にブラジルのハンドメイド紙を重ねた作品。細胞画の上に上部の切り絵の影が落ち、一枚の作品が細かく区分けされます。日本人の共通感性としてのオノマトペ表現を日本文化の一部と捉え、影によって分断することによって文化を最小単位まで分解しようとする試みです。
円形に切られた紙はブラジルのボイスカンガという町でハンドメイドされた紙を使用しています。
紙の中に繊維が残っているところにも注目してみてください。作品を見る角度を変えると影や、影によって切り取られる線画の位置が変わり、見え方が変化するところも楽しめます。
音と細胞
30×30 × 2.5cm (11.8×11.8 ×1 inch) , 2020
インク、ブラジルのハンドメイド紙、ケント紙
このシリーズをたくさん作りつつ試行錯誤してます。
音と細胞
30×30 × 2.5cm (11.8×11.8 ×1 inch) , 2020
インク、ブラジルのハンドメイド紙、ケント紙
三層になっているのがこちら。
細胞内生活音
30×30 × 2.5cm (11.8×11.8 ×1 inch) , 2020
インク、アクリル、紙
複雑に文字と影が重なり合い、文字が読みにくくなっている分、言葉を探す楽しみがあります。立体構造になっているため、作品を見る角度を変えると見え方が変化し、いつまでも楽しむことができます。
作品はギャラリータグボートさんで取扱いいただいています。
120円から投げ銭ができるのがArtSticker. 地道に作品追加してるので、ぜひ覗いてフォローしてくれるとうれしいですよ!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
アートをきっかけにいろんな国や地域を訪れ、現地のことを伝えながら制作発表しつづけられるよう、これからもがんばりますー。
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