絵を描きたくなさすぎるのでAIアートを研究してみた結果5~ポーズ研究編
さてさて、
1.AI作画チャレンジ
2.写真をからのAI作画研究
3.ネームを描こう~実践編
4.着彩編
5.ポーズ研究編 →この記事はここ。
6.美麗イラストAI #にじジャーニー編
とやってきました。
登場人物の感情が伝わることで、読み手の心を動かすことができる「マンガ形式の物語」としては、登場人物のポーズや表情、仕草による演出が大事になってきます。
しかし、AIにこの微妙なポーズが理解してもらえるのか。。どこまで頑張れるのかを考察していきます。
たとえば、こちらの絵だと、ちょっと煽り構図で手を伸ばしているという登場人物の仕草は
指の数は4本になってますが、割と踏襲されたようです。
死体が倒れてる、みたいなのはかなり難しい感じですね。確かに、そんなシチュエーションって、物語の総数を考えたらあんまりないもんね。
2023年1月16日から始まった、コルクラボマンガ専科のTwitter連載の作品では、1話目に亡くなった妻にすがって泣く主人公のシーンを入れています。
元絵はこんな感じ。
AI Meitu氏に作画依頼したところ、
宇宙人とお互いに分かり合おうとするような気持ちになりましたね。読み取ってくれようとしてる気持ちは伝わってきたよ、ありがとう。
ベッドにすがりつく、みたいな写真が、そもそもネット上にあんまりないんですよね。これは学習難しそうだなっていう気がしたので、このページは仕方なく線画を自分で描き、着彩だけAIにお願いしました。
右上がちょっと赤すぎるなと思ったので最終的にアップした画像には、ちょっぴりだけ背景色を足しています。
複雑なシーンはどうかなっていうのを試してみた場合。コマ割りの多い複雑なシーンはどうでしょうか?
Meituさんにお願いしたところ、
最終的にざぶとんに乗った生首みたいなのが出てきましたね。出産間際で死にそうな妊婦にはとても思えない、楽しげな表情もかわいいですね!
・・・後ろ向きとか、振り返るみたいなのがAIさんには、けっこう難しそうです。
今のところ、Meituさんには課金してないのですが、課金するとたぶん、同じ画像を何度も錬成して、よさげなのを選ぶとかもできるのかもしれません。(Midjourneyがそういう仕様になっている)
今回はいっぺんに複数の場面が入ったページを一度に錬成してしまいましたが、こういう作り方をすると、1人メガネキャラがいると全員メガネをかけ始めるとか、うまく伝わらない状態になりやすい気がします。
あとは、顔が見切れているみたいな表現は、読み取るのが難しそう。
たぶん、情報量が多すぎて、どれを優先したらいいか分かんなくなってるのかなーっていう気がするので、あとでトレースして完成させることを考慮するなら、難しいキャラポーズは1体ずつ錬成して、最終的に合成したほうがいいかもしれません。
とはいえ、キャラを1体ずつ別で描いて取り込んでっていうのは、それはそれで面倒なので、なるべく楽に思うとおりに錬成してもらう方法を、ひきつづき考えていきますよ!
他の話はこちらからどうぞ!