レーザーカットを使った文字が切り抜かれたアート照明制作経過
2020年12月に、初めてレーザーカットで文字を切り抜きました。
この時につくったのは外枠だけなので、照明器具を入れて照明として機能するように、その後も試行錯誤中です。
アート作品としてつくっていることもあり、大量生産したいわけではないので、ちょっぴりだけつくってくれるところを探すところからスタート。ものづくり関係者に知り合いの多い方に相談し、いくつかの業者さんを教えていただきました。
レーザーカットしてもらう場合のデータは、DXFかDWGファイルで書き出して提出するのですが、不要なレイヤーはすべて削除しておかないとうまく読み込めないようなので、今後つくられる方はお気をつけください。
1)ロウソクを使うバージョン
1つめの業者さんは、照明部分は専門外ということでしたが、レーザーカットや台座部分はつくれるということで、照明器具を使わないロウソクを使ったパターンでの制作を相談させていただいています。
1つだけ試作機をつくってもらい、実際にロウソクをのせて様子を見たのですが、ロウソクを使うと、長さが短くなるにつれて光源の位置が変わって影の出方が変わるというおもしろさがありました。
ロウソクが長い時には床側に影がはっきり出るんですが、短くなると天井に影が出るようになるんです。
また、ロウソク自体が「寿命」を表すものとして、いろんな物語の中で使われることが多いので、作品のコンセプトにストーリー性を出しやすくなったなーと思っています。
途中でロウソクが倒れてステンレスの筐体にぶつかったりしちゃったんですが、それでも塗装が剥げたり、ステンレスが急激に熱くなったりすることがなかったのはよかったです。火を使う場合は安全面も大事ですからね。
2)照明を使ったバージョン
こちらは照明を専門にした業者さんに相談中で、先日、良さそうなランプを見つけたということでZOOM MTGさせていただきました。
ろうそくっぽく揺らぐ演出があるといいなと思ってたのですが、オレンジ色のけっこう強い光源で揺らぐ照明器具?を業者さんが見つけてきてくれていました。
もとは移動しやすいように、バッテリーを使おうかと考えていましたが、光の強さ的には電源につないだほうが良さそうとのことだったので、こちらはコードを出して電源をつなぐ感じで作っていただこうと思っています。
途中までつくってみて分かったのは、台座を台形型にすると、溶接の関係で対角線上にちょっとカタカタしちゃうということ。これを解決するには、叩くか、裏面に調整用のシールを貼るか、台座を直角にするかという感じだったので、今回は直角状の台座で制作してもらっています。
あと、台座はなるべく低くつくれたほうが、影が消される部分が少ない分、きれいに見えそうでした。
筐体は取り外しができる状態を目指しているので、本体のデータの四隅に出っ張りをつくり、差し込むような感じで台座にハメて固定できるようにする感じです。
ロウソク版はロウソクを立ててもいいですが、スマホを筐体の上に乗せてもおもしろい影ができるので、いろいろ遊ぶこともできそうな感じでした。
納得いくものをつくるというのはなかなか大変ですが、いろんなところにお願いしながらアート作品をつくるというのを、ずっとやってみたかったので、第一歩にできるよう、いい作品になるといいなと思っています!
そんな制作経過でした!
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