絵を描きたくなさすぎるのでAIアートを研究してみた結果1~MeituでAI作画
コルクラボマンガ専科というところで、物語表現について勉強中です。同期の方はすでに連載をもってるマンガ家さんもいますし、昔から描いてて、絵も見せ方も、すでにめちゃくちゃうまい人たちばかりです。
そんな中、2023年1月16日から、Twitter上で課題としての新連載が始まります。みじんこは、専科が始まる時から描きたい話を決めていたので、どの話を描くかとかでは全く悩みはありませんでした。
人生で初めて描いた医療マンガを、ちゃんと読者に伝わる表現にして完結まで描き切る、というのがみじんこの目標です。
4ページごとに引きをつくることを意識しつつ、ページごとの構成をまとめたところ、72ページくらいになりました。絵を入れるとたぶん、もう少し長くなるかなという予測です。ここまでは順調に進んだんですが、最近、とたんに手が止まっており、、
理由は明確で「ぜんぜん絵を描きたくないから」です。
みじんこ絵は好きなんですが、人間を描きたくない。みじんこは物語をつくるのは好きだけど、絵は描きたくないんです。なので、人様にそこそこ見せられる絵を描かなければならないのか、、と思うと全然手が進まないんですね。
そんなわけで、絵を描かずにそこそこのクオリティーが出せる方法を研究することにしました。
噂のAIアートの登場です。
2022年12月に、AIアートのクオリティーが高いことが話題になってましたね。
がんばってネーム絵まで描いて、いい感じにAIに修正させると、ほぼ全く絵を描かずにいけそうです。
では、研究スタート!
現代風の絵が錬成される
アプリを入れたら、AI Artという左側にあるアイコンをタップ。
するとこんな画面が出てくるので「今すぐ試す」をタップ。
写真を選択して待っていると、自動的に絵が3パターン生成されます。
選んだ絵はこちら。課題で仕方なく描いたやつです。研究のために新しく絵を描こうとしないところが、絵を描きたくない者たちの姿勢。
出てきたのはこちら。
一番上のキャラは、かなり現代風の絵柄ですよね!2番目の絵はキャラの性別が変わってしまってますが、どちらもかわいい。主人公キャラは眼鏡をかけてなかったんですが、両方眼鏡キャラになっているところも興味深いですね。
他にも試してみましょう!
こちらをAIに修正依頼すると
ポーズはかなり近いけど、死体が宇宙飛行士っぽくなってる、、w
こちらはキャラの性別が変わってしまっています。緑っぽい背景にしてたせいか、森の中と勘違いされてる感ありますね。
だいぶ離れたのがこれ。AIに頼むと、雪景色か花火背景になることがけっこうあります。無料でつくれる3枚の絵だとだいたい雪か花火が錬成される。これは、ぱっと見ハデな感じを出してユーザーをひきつけたいからなのかな。
同じ絵のパターンをさらに見たい場合は、月額課金が必要になります。あるいは、再度読み込ませてみるとかかな。
次のシーンだよ。
なんか3枚とも女子になりました。最後は正月感のある女子と花火に。ト書きを手に持っていただいて、なんか恐縮ですね。
それでは最後、4枚目です。
もしかして、無料で錬成できる最初の3枚のうち、1枚は雪背景、1枚は花火背景っていうのが仕様なのかな。室内で雪降らせてくるって、なかなかツワモノですね。
ところで、もっと雑に描いた場合はどうなるんでしょうか?なんとなく人と分かるかなくらいの絵を取り込ませてみます。
右上のキャラがジェイソン的な何かに変貌。
やはり雪と花火は変わらないみたい。しかし、下の絵では、上段左側にいるのはちゃんと人型になってますね、びっくり。
ここまでの考察をいったん、まとめていきましょう。
AIイラストをマンガのネームに使いたい場合のコツ
・絵だけ描かせて吹き出しは後で入れるとよさげ
・1ページを一度に完成させるのが難しい場合は、単体の絵を描かせて組み合わせるのがいいかも。
・色のイメージがある場合は、最初から軽く塗っておくといいかも
最後にみじんこ絵もAIにしてみるよ。
なんか手書き風というか、線のタッチがかなり変わりましたね。
みじんこは完全に鳥になりました。
キャラクターの感情を意図したとおりに描いてもらうのは難しいかもしれませんが、ネームとして提出するなら、かなりいい感じに錬成してくれそうです。錬成時間は1分ほど。
自分で座ってる人の俯瞰画像とかを調べて、頑張って描くよりは、よっぽど早くそれっぽく仕上げてくれそうです。
絵を描かなくてよさげなルートが開発できたので、やっとやる気が出てきました、やったね!
考察の続きはこちらから。
1.AI作画チャレンジ →この記事はここ
2.写真をからのAI作画研究
3.ネームを描こう~実践編
4.着彩編
5.ポーズ研究編
6.美麗イラストAI #にじジャーニー編
▼ハイクオリティー背景にはMidjourneyが使えるかもなので、こちらの記事も参考にどうぞ!▼