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東京家族

東京家族 #GYAO (※3/25まで配信) https://gyao.yahoo.co.jp/episode/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%AE%B6%E6%97%8F/5f8e5467-9e3d-4790-bc0c-c54e25cf3a0b



新作が配信スタート!

そんな記事を何となく読んで、
お?山田洋次監督だーって。


いやぁ〜。(ため息)

俳優陣、素晴らしいですねぇ。

音楽も、えぇなぁ思ったら
久石譲さんなんですねぇ。

素晴らしいねぇ。

この映画、全てにおいて生々しい。

1番考えたのは「死」だね。

生き物に等しく訪れる、死。

あたしの初めての身近な人の死って
じぃちゃんだった。

高校卒業で上京したから
そこから離れて暮らしてたんだけど。

亡くなる少し前に、
入退院を繰り返してるから
お見舞いに来なさいって言われて。

あたしは行かなかった。


それは不仲とかではなく、
認めたくなかったからだ。

「大丈夫、なんでもない。」
って思いたかったんだ。

なにより、皆が立て続けに訪れたら

あれ?もしかして俺やばい?( ꒪ㅂ꒪ )

とか気づいちゃいそうじゃん。

それでメンタルやられて
死期早めたら嫌だよって思ってさ。


頑なに行かなかったんだけど、

結果的に駆けつけた時は
もう冷たくなっていた。

初めての死。


「あ、人って死ぬんだ。」

って強烈に思った出来事だった。

じぃちゃんは寡黙な人で
怒られた記憶もない。

淡々と農作業をこなし

民生委員もやってたから人望もあり
とにかく武士みたいな人だった。

しかも自分の誕生日に
1個だけケーキを買ってきて
ひっそりお祝いしてるような
可愛らしい一面もあった。


文章を綴るのが好きで、
ご飯を食べ終えるとサッと手帳を取り出し
毎日日記をつけていた。

亡くなる前には
自主制作で自伝を書き上げ
親戚に配ったりして。

そこで再婚だったと知った。

まじ寡黙w まじ何も言わねぇw

あたしが文章が好きなのは
完全にじぃちゃんの血だろうなーと思う。


葬儀の日、遺影を持ったばぁちゃんが

「……あっけないねぇ。」

とポツリと言った。

ばぁちゃんは勝気なタイプで
度々じぃちゃんと喧嘩してて。

亡くなる前日も病院で喧嘩してたらしいw

2人らしいっちゃ、らしいんだけど。

わからないものだね。

あたしは色んな事に執着が無いので

自分が死んだら海にでも散骨してって
そう思ってる。

むしろ自然に帰してくれと。

なんだけど、

この東京家族を観たらさ〜〜〜。

その考え、勝手だね〜ってなってw


親からしたら同じ墓に入って欲しいとか
そういうの思うんじゃなかろうかと。


……や、やだけどねw

狭いし。全然、海派なんだけど。

いや待って

むしろうちの親、あんたは好きにして
とか思ってそうだな…?( ˙༥˙ )


や〜

山田洋次監督ずるいわ。

色々考えちゃうもん、これは。

あたしが存在してるって事は

その命をくれた人がいて、

その人に命をくれた人がいて。

そうやって連鎖していくものの一部に
組み込まれてるんだなって。

そんな事を思った。

頑固な父が
所謂「ダメ息子」の彼女と話をするシーン。

ここはもうねぇ。

我慢できなかった…(;ω;)

お時間ありましたら
ぜひcheck it outですよ、ほんと。