萩生田光一氏の「身の丈」発言と機会格差の私的な関連性
明らかに #機会格差 を増長させると感じた。
大学入試のことはわからないが、
受験者本人の現時点の能力、世帯の経済環境、地域等の状況を考えて欲しいと国民に言っているようなものだ。
萩生田氏の発言と同じ意味合いのことを過去にされたことがあり、受験生は
私の嘆きである不本意な形で機会を奪われてしまい、充実した人生が送れなかったという同様なことをされるのではないかと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高校受験の三者面談後に知ったこと
1986.12頃の高校受験の為の三者面談を当時の担任と実父と私で行った時のこと。
通知表の評定は中3の二学期のみの成績で判定されるといっているものの、中学入学時から総合して、学年全体を五段階評価でさらに厳格に人数の割合で振り分けられる
ことによって内申点が決まる。
特に実技二教科の内申点ががかなり悪かった為に希望した公立校を受験不可能となり、学区で最下位の高校を受験せざるを得なかった。
又、併願確約受験する私立高校の選定でも、体育大付属の高校も挙げられていたものの、
体育の内申点が悪いから受験できない
と元担任から告げられた。
高校入学後にその高校を併願受験した友人らに、
体育の内申点が悪かったけど、それは関係ないよ
と言われ、元担任の先入観に過ぎなかった。
クラス担任は、各生徒が希望校を受験して全滅して卒業させたくないという思いで、
合格確率が安全圏内の学校を受験させる指示をしているのは確かであり、不調だった時期の成績による内申点の員数調整に於ける相対格差の微調整によって運命が大きく決まってしまうのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
底辺高に於ける大学受験に対するハンデ
私が通った高校は勿論、実姉が通った高校も現在は #底辺 校である為に
通常の受験のみでは大学に現役合格する確率は皆無であり、塾通いも検討しなければならかった。
高校受験案内という書籍を読み漁り、私たち姉妹が通っていた高校のデータを比較したら、
大学合格率が一桁台であったことを知り、塾通いの必要性を感じた。
そのことから実姉の塾通いをしている姿を見た私も行くようになり、
学校の授業内容は基盤となり、塾の授業はそれに加えて引っ掛け問題対策のテクニックも伝授することを知り、追いつけないまま浪人をせずに断念した。
実母の後日談によると、
実姉は家庭の経済状況を熟知して成功したものの、平等主義を信条とする私も同様にして欲しいと懇願しても失敗されたことを受け、金がもったいなかったと嘆いている。
まさに萩生田氏の発言同様の意味に取られ、
向き不向きがあり、いくら希望しても叶わない人がいるんだよ
ということを受け、
挑戦する機会や判断能力を奪われてしまったようなものだ。
まさに、
富裕層の受験者が数回受験する模試というウォーミングアップであるという発言通り、底辺はそれなりの生活に甘んじて欲しいということである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生活環境で将来は決まる
萩生田氏は更に、
居住地域によって学力レベルが決まる
と断言しており、
小学校高学年に参加した珠算の競技会に二度参加したことから、文教地区に居住の多数の人が上位入賞した
ということや、
小学校低学年のクラスメイトの優等生の居住場所も関連することから、当時の実姉が通った中学の校区が市内でトップクラスである
反面、
当時の私が通った中学に隣接する校区に #DQN が集まっている
ことがわかる。
以上の分析から、
両親の能力や考え方を受験者に当たる子供に引き継ぐことになり、勉強以外の能力を活かせる場が与えられず、不幸なレールを歩む運命である。
余裕がある世帯は #学び直し のつもりで大学に通っている人が見受けられるが、
羽生田氏の発言も含めて #安倍政権 に於ける再チャレンジ対策も富裕層優位の政策といえる。
地方出身者と貧困層の望みも同じであり、
もっとも賢い受験者からすれば、 #機会格差 を促進しているようなものであり、前代に当たる家族が受けた仕打ちを阻止することが出来ないまま、運命を受け容れろと天に告げられているようなものである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
萩生田氏の発言は
その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有すると則っているものの、安全圏内での進路を歩んで欲しい
という主旨であり、
両親からも同様なことを言われるままにしていても、時間制限と歴史を理由にして断念せざるを得なかったことから、自己という身の丈を知ることが出来なかった。
受験者である子供も試行錯誤しながら生きていることは確かでありながら、
萩生田氏の政策のみならず、諸々な事情による時間制限によって機会を失う #生きづらさ が発生してしまう。
只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。