縦長鍋ハラスメントに対抗したおまじない
1970年代頃から実母は幼少時代の私が同年代の子供より食が細く、食べ残しが多かったことは勿論、どこへ行っても身長順による序列が万年前から五番目だったことであったことに失望した。
当時の担任らに呼び出された実母は幼稚園は勿論、小学館四年頃まで給食の食べ方や食べ残しに対する指導をされて恥をかかせたと嘆いていた。
実母が取った策は全て手作りの鍋で、大人と同量のものを四等分に分けて、時間内に全部平らげないと食卓から離れられないのは勿論、身長順で後ろの方になれないと脅かされ、無理矢理口を頬張る。
背後に小学四年当時のクラスメイトにもその件で注意と称した託けたいじめを受けており、その苦痛を逃れる為に必死だった。
その挙句、吐き気を催しそうになり、それで実母に激しく叱責されたことを思い出し、そうならぬように鼻を激しく揉んでおまじないのようなことをした。
成人後、身長があまり伸びなかったことは勿論、そのときにしたおまじないが家族間で下品極まりないと伝説的になったと回想しており、失笑を買われた。
(ストーリー終)
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◯追記
健康診断での身体測定で痩せすぎでやや異常値を指摘されているものの問診の医師曰く、体質的な問題であり、差し支えないとのこと。
170センチ台の既婚の友人とSMSで上記ストーリーの件で話したら、140センチ台の実母の遺伝によるものであるから気にしなくてもいいと言われた。
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只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。
主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。