実姉の空気の読み方〜家族旅行の件〜
1990年代の家族旅行の決定権は、
高学歴である実父とほぼ実姉にあり、私の要望を無視して決められた為、心から楽しめなかった。
普通の家庭の場合、子供の要望を考慮して計画する前提でしていると思っていたのが、
実姉の意見は、両親が高齢で動けなくなる前に親孝行をしようということで計画を進めていったそうだ。
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初職で夏期休暇を取得する時期に金融機関でいう5・10日という繁忙期を避けて欲しいと先輩達に言われていた為、内心迷惑をかけるわけにはいかないので、家族旅行を辞退することを考えていた。
生憎、仕事よりも家族を取らざるを得なくなった為に、意地が悪い先輩達に代わりにお願いせざるを得なくなり、お礼をすることを強要されることを予知し、それ自体が面倒だった。
具体的にいえば、
不在中に先輩達に迷惑をかけたことに対して、お土産を買ってくれというたかりという意味も含まれており、普段からミスばかりしている私から先輩達に感謝をして欲しいとのことである。
そんなことをする労力をしたくなくという理由で嫌がる私に対して実姉は、
#いじめ であり、労働者としての休暇取得の権利を奪われていることになるから同行しろ
と説得され、嫌々行くことになった。
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当時は #バブル 時代と重なっており、海外旅行は勿論、友人同士の旅行に行ったことがなく、窮屈な思いをしていた。
幼少時から家族以外の者との面会を制限されており、
人間関係の視野が狭まってしまった影響で、周囲の人との会話についていけなくなったどころか、友人達に「世間知らず」呼ばわりされたことも。
確かに学校や職場、家族以外の関係しか知らない私にとって相応しく、
非常識であると切られてしまった悲しい経験をしたほどだった。
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他の家族が言うには、
暴力的な実父と一緒にいたくないというストレスで早く帰りたいという意思表示をしたり、新潟在住の父方の伯母が東京に向かう時に #L特急とき を利用しているという話を聞いて電車で行ってみたいという我儘さが酷かったそうだ。
実際は、
貧困生活を強いられている為に、異動手段は車でするしかないという事情を理解していなかったことに対し、時刻表通りに発車する電車と違い、行動時間が自由に決められるメリットを知らなかった。
父方の伯母が乗ってくる特急や、 #ブルートレイン のヘッドマークのデザインが格好良く見えたことを機に #鉄道 ファンになった。
それに興じた私の我儘さに呆れてしまい、現在は管理職である実姉の職場で、私のような同僚がいて困っているという愚痴を零しており、
相手が私だと思えば大丈夫だと言い聞かせていたお陰で出世したようなものだった。
又、普段の生活で我儘放題である私に対して、旅行先でも悪い素性が出ないように気を遣わなければならず、
帰宅したらまとめてお仕置きされるが待っているので大人しく、楽しんでいる振りをするしかなかった。
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家族旅行で気を遣うことに対して苦痛である私は、
生きているうちに友達同士の旅行に行きたいと思うようになった。
1999年頃に友人同士で旅行に行った時に、
打ち合わせの時点で前年に行った自死した親友と行った沖縄旅行の費用が9万だったと聞いた共通の友人曰く、かなり安価でも行けたという発言を受けたことから、私の金遣いに対してダメ出しをした。
実際に費用がかかったのは、ホテルのスイートルーム代や諸サービス料であり、
貧乏人は和室を選ぶべきであり、その身分に相応しくない
と指摘された。
家族旅行で窮屈な思いをした反動や、 #バブル期 にリッチなことを経験しなかったことによる反動でしたと思うが、
生きているうちに贅沢な経験をしたいという欲望に対して顰蹙を買ってしまったのだろう。
上記執筆記事のトラブルの原因で却下されたのは、
打ち合わせ時点で共通の友人のひとりがその一ヶ月前に初職を自己都合退職しており、 #失業給付金 の給付制限を受けていたという話を聞いていなかった
ことに対して、親友に彼女の事情を優先させて欲しいという説得から、
一方的に私の意見が却下され、我慢せざるを得なかった。
旅行中に記憶がなくなる程二日酔いになってしまい、
打ち合わせの時点から我慢していた不満が爆発してしまった発言を指摘され、帰りの電車で泣きながら不貞腐れた表情で友人達を困らせた。
帰宅後に親友から電話がかかり、その理由が原因で応対するのは心配かけたくないのでしなかったものの、
取り次いだ実父に、楽しかった筈の旅行の余韻をぶち壊すなと激怒された声を聞いた親友は、私達父娘のやり合いをしている声が受話器越しに漏れてしまい、同行した友人のひとりに知らせたようであり、逆にその友人にも心配されたほどだった。
その時点で
私の家族は全員 #毒家族 と見なされ、友人達は特に実父に対する非難をするようになり、 #家庭内カースト 最上位者である実父に対する批判が証明されたのだ。
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実姉の言い分は、
私の年齢相応の経験ができなかったことによるコンプレックスから出た我儘が原因で親孝行するレベルの思いやりのなさ
と、
友人同士の旅行で起きたトラブルが原因が機で、友情が亀裂するリスクがあることを読んで説得したのではないかと思う。
対する私の言い分は、
最初から気を遣わせるようなことをするのであれば、初めから断れば良かっただけのことであり、行きたければ私を置いても構わないだけのことで済む。
トラブルを起こしながら形だけの思い出作りをするのは、
家族が一致団結させる為に何となくついていく形をしたら自分らしくないと感じ、無理した付き合いをしない方が良いのではないかと思った。