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daraz
100文字ドラマ制作秘話〜男性観が芽生えた時〜
#テレビ東京 様が周知した #100文字ドラマ のシナリオ募集のテーマが「恋愛」と決まり、
共学校のみならず、男性ばかりの職場でも男性と話している姿を見かけないと言われていた私にとっては最難関だった。
同性同士や家族間といった深い関係でも共通する部分があるので話のネタに使えるということから、創作の幅が増えた気がする。
自分を主体とした話にする場合は、
相手を置き換えて執筆すればいいだけではないか。
それはさて置き、
月がきれいですねという「好き」以外の恋愛表現の話や、パスワードが違ってますという婚前に過去の恋愛を忘れたいものの、パソコンでパスワードを入力して検索しようとする話もあった。
いずれも四人目の元交際相手の回想録の構想でいこうと思っていたものの、時間制約の関係で執筆不能という判断を下し、
柴田百合子さんのサウナの話で二人目の元交際相手の回想録ですいくことにした。
四人目の元交際相手の交際期間は9年であるのに対し、二人目の交際相手は一年足らずという短さであるが、
キーマン役に設定した厳格な実父という別れさせ屋によって関係を断ち切られたいう展開にさせ、ラストは二人が再会して和解するというフィクションに持ち込んだ。
場所はファミレスだったが、テレ東の指示でサウナに変更せざるを得なかったものの、
会話内容は三人の女性は共学校出身であるものの、男子と滅多に絡まないグループに属し、女子校特有の #性 の話題をおおっ広げに会話できる要素を入れた。
しかも、男子がいる前で恥ずかしいことが言えないので、
女性特有の事情がありのまま語るのには持って来いだった。
この年齢でこんな話が出来るようになったのは、厳格な実父による影響で男子を嫌悪するようになったことに気付き、冷静に語れるようになったのも最近になって気付いた。
具体的にいうと、
小学時代からから好みの男子のタイプを教えて欲しいと訊かれたり、勝手にクラスの嫌われ者の男子と結びつけられたことによる #ラブハラスメント
や、
#初潮 が他の友人達より早く来てしまったことによるからかい
と、
性的絡みのことで脅迫されたことなどに起きた #スクールセクハラ
といった恥ずかしい #嫌がらせ を受けた経験で男性絡みの話題に興味が持てなかった。
その原因となったのは、女系家族で育ったものの、実父は現役時代に
職場の #ヒトラー と呼ばれており、 #恐怖政治 で仕事を進めていたことを恐れられた程の厳格であり、 #虐待 されるのは当たり前であったことから生じている。
雇い止めされた男性が多く占める職場の酒宴で、元出向社員の女性がそんな私に、
男性不信症ですか?
と疑われた程であり、
同じ会社に実父がいるという理由で自分のことを明かさないというスタンスを取り、話さなかった。
側にいた同僚もそんな職場に馴染めない私に、
女性がいないからって殻にこもるものではない
という叱咤されたことから、
感情的なことで分かち合う女性に対し、力が強いだけでなく、自分自身の問題をひとりで抱え込む男性の心情を知ることが出来、恋愛系のネタを作れるようにまでに至った。
テレ東が恋愛をテーマにした執筆をお題を出された時に、
恋愛に関する障害はあるのが前提でありながら、 #未婚 ・ #子なし であることが絡んだり、ストーリーが制限時間内に上がらないという事情で断念した。
よって、
短時間且つ、簡潔に終わらせることを条件に交際期間が一年で終わった二人目の元交際相手に関する心情描写と回想録でまとめたく、サウナの話を選択したのである。
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