UNOと違反物を死守出来た友人に感謝
高校の修学旅行で行きの新幹線の移動中に、友達同士でUNOで楽しんでいたら、
担任に見つかってしまい、本来は禁止物を持参した為に即没収となる筈だったが、夜になったら教諭が寝る部屋に入って、やり方を拝見してもらう形で処分すると告げられた。
私を含めた仲間は担任をしている全教諭の監視の下、何時もの昼休みと同じ様にプレイをし、不明点があれば質問に答えなくてはならず、上手くいかなければ命取りである。
私は教諭に指名することはなかったが、要領が良い友人が上手く説明してくれたおかげで無事に東京に帰ることが出来、何時もの担任不在の昼休みに次のクラス替えまで楽しむことが出来た。
毎度の様に私が通った高校は同じ公立でも #底辺校 の類に入るという影響から #校則 が厳しく、違反物を所持しているのが見付かれば没収されてしまい、最悪の場合は卒業まで返却されずに焼却炉行きになってしまう規則がある。
それ以前に夏休みに参加した学習合宿で、高三の頃の元担任が誰にも言わないという条件付きで、禁止物であるお菓子を持参していたら申告をして欲しいという周知を受け、優等生の友人は、
元担任のひとりは虚言癖がある性格であり、信用せずに応答しない方が良いという助言を受けたことから、遊び上手で要領が良い性格であるということを認めた。
私自身末っ子でありながら、特有の「要領の良さ」が外で通用しないというコンプレックスがあることで、
生まれてから「遊び下手」と言われる程の「要領が悪い世間知らず」と貶されており、一人っ子が三人兄弟の真ん中と思われることが多々あるぐらいだ。
家庭外の世界を知らない私が
厳格な環境から逃れる為に家族以外の関係を築くことを望んで部活をはじめとした異なる世界に踏み入れたことによって、狭い世界で生きる家族が知らない人格に変貌してしまった。
高校在籍当時の友人はそんな私にイラついていたものの、
共通の友人である親友に線香をあげに行った時に再会し、長期間契約社員をしていた私に、そのデメリットとハローワークの上手な利用方法を教えてもらったことで、不本意な雇い止めによって特定受給資格者として失業保険を受給出来たことに感謝している。
高校の修学旅行のUNOで「拘束」を好まない親友の要領が良い生き方を見て、一日の生活の大半を占める家庭やほぼ世襲社員の集まりである前職という視野が狭窄された世界でしか生きられない私としては、
命同様、自分の大切なものを奪われたくないが為に死守する狡賢い生き方をすることを教えてくれたことに対して感謝しており、妨害されても「自分自身」を大切にしていきたい。
只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。