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健康食品とサプリメントが「効かない」理由

画像:pixabay mac8739

・初めに

この記事は一部改訂しておりますが、
2018年に調べた物をほぼそのまま再掲しております。
よって一部の情報が古い可能性が御座います。

また、ツイッターの利用規約に則りツイートの埋め込みをさせて頂いておりますが、ご都合が悪い様でしたらご一報頂けますと幸いです。
直ちに削除させて頂きます。

扇桜


健康食品は「胡散臭い」、サプリメントは「効かない」。
そう思われている方は少なからずいらっしゃいますね。
私がFIPで知り合った方にも「健康食品なんて」と仰られた方がいます。

でもこれ、凄くおかしな話なんですよ本当は。
何故なら医薬品は元来「食べ物」で作られていたからです。

その代表格として言わせて頂きたいのは、
ステロイドすら原料は山芋だという事です。

「バイオミディア サポニンの構造を思いのままに 生物工学会誌第94巻第9号」

-以下本文一部抜粋-

「現在,抗炎症剤,乳がん治療薬,経口避妊薬などのステロイド製剤は,自生のヤムイモから抽出されたサポニンを主な合成原料として製造されている」

-抜粋終了-
※2016年の会誌です


また、植物のジギタリスや牛の胆汁もステロイドの原料となります。

-以下本文一部抜粋-

「ステロイド剤はジギタリスや自然薯にも原料として含まれますが、これらのみでは日本国内の薬剤消費量には追いつきません。そこで主に牛の胆汁を集めて薬剤は作られています。」

-抜粋終了-


1.医薬品とは本来、食べ物や植物

中国では「薬食同源思想」(日本では「医食同源」)と言う考えが根付いていますし、「漢方」、「ハーブ療法」に効果が無いのであれば西洋医学が浸透した現在でも使用される意味が分かりませんよね。

それに皆さんご存知の通り、漢方薬は病院で処方されます。
これらは当然食材になり得る物であり、続に言う「健康食品」などの類と何ら変わりません。

元々ステロイドは山芋、正確にはメキシコのヤマイモ科の芋からの大量抽出に成功し、世界で初めてステロイド製剤が完成しました。

「ラッセル・マーカー - Wikipedia」


頭痛薬として有名なアスピリンも、元は柳で作られていたんです。
紀元前400年頃にはヒポクラテス(ギリシャの医者)が
柳の「樹皮」を解熱、鎮痛剤として、
「葉」を分娩痛の軽減として
使用している記録があります。

「アセチルサリチル酸 - Wikipedia」


勿論、現在は安価なサプリメント同様に石油由来のお薬が多いそうです。
アスピリンも現在は石油合成です。

石油は合成着色料からパラベン等の防腐剤、お薬、ビタミンE等のサプリメントまで何でも作られますが、これらは肝臓に負担を掛けてしまうので、お薬として必要などの切羽詰った事情が無い限りは全くお薦め出来ません。

特にこの中のパラベンはお化粧品からヘアケア製品まで種々の薬品に使用されていますが、体内に蓄積されるので非常に危険です。

「生活用品から摂取されるパラベン類の蓄積と排泄に関する研究」


※参考ページとして
「薬草に親しむ−医薬品の原料となった植物」

アスピリン参考ページとして
「耳寄りな心臓の話(第8話)『柳から生まれたアスピリン』 | 一般刊行物 | 公益財団法人 日本心臓財団」
「アスピリンのような石油が原料の薬剤は体に悪いのでしょうか?」

ステロイド参考ページとして
「医学書院/週刊医学界新聞 【〔連載〕続・アメリカ医療の光と影(76)(李啓充)】 ( 第2668号 2006年1月30日)」
「ピル誕生の仕掛け人: 奇才化学者ラッセル・マーカー伝 - 内林政夫 - Google ブックス」

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・経皮毒の危険

ちょっと話がずれてしまうのですが、皮膚からも毒や成分は吸収されます。
これを経皮毒と言います。

生理用の使い捨てナプキンを、使い捨てではないコットン100%(布ナプキン)に変えたら不妊が治った、なんていう話は有名です。
他にも生理痛が楽になったなんて話はあちこちから聞こえます。



また、重度の化学物質過敏症やアトピーの方では
化繊ではなく綿であっても、オーガニックコットン以外の生地で作られたお洋服や寝具では体調を悪化させてしまう方がいらっしゃいます。
つまりコットン(綿)に使われている農薬にすら反応しているんです。

「オーガニックコットンの本当の意味を知るために、 ハートさんに話を聞いてきました。 | Literie」


例えば温泉は浸かるだけで様々な効能を得られますよね。
「入浴は点滴」
とも言われ、これは裏を返せば毒も薬も表皮から浸透すると言う事です。

一般的なシャンプーを止めて純石鹸に変えたら髪が黒くなった、髪が増えたなんて話は結構有名ですが、筆者の父と祖母もこれに当てはまります。
80代後半の祖母は髪が白から茶色になって増えましたし、父も毛量が増えました。
この話は

こちらの「代替品1.石鹸について」をご覧頂ければと思います。


経皮毒については反対の意見もありますが、前述した通り実例は山ほどあります。
つまり現在の化学の検証が追い付いていないだけです。

実際の話として、例えば金正男氏の暗殺事件で使用された「VXガス」の様に、皮膚吸収による毒も存在します。

「VXガス - Wikipedia」


※参考ページとして
「シャンプーや洗剤、体内に蓄積されがんや脳疾患の危険?恐ろしい経皮毒に気を付けろ! | ビジネスジャーナル」
「体の各部分の吸収倍率 - 本気でオーガニックを学ぶならIOTA」

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・ウサイン・ボルトは山芋で天然のステロイドをドーピングしていた

話を戻しますが、ステロイドの合成に使用される「ヤムイモ」はヤマノイモ科のヤマノイモ属で食用になる物の総称です。

日本で一般的な長芋、自然薯などもこれに当たります。
アフリカを始めとした様々な地域で主食、根菜として栽培されて食されています。

これは驚異的な身体能力を持つウサイン・ボルトを輩出したジャマイカも同様で、
ご本人も自身の強さはヤムイモにあると述べています。

「五輪=世界新で優勝したボルト、パワーの源はヤムイモ | ロイター」


ヤムイモには「サポゲニン」という、ステロイドの前駆体(化学反応により特定の物質に変わる前段階の物質)が含まれています。

このサポゲニンが生体内で「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」と呼ばれる物質に変わるのですが、
これは「ステロイド骨格」(ステロイドの化学構造)を持っており、性ステロイドホルモンに当たるので天然のドーピングとなります。

でもなぜか主食として食べていてもドーピング検査では引っ掛からないそうですよ。
※ステロイドは筋肉増強などの効果が得られるのでスポーツ界で禁止されています。

※参考ページとして
「ボルトのズバ抜けた速さは主食・ヤムイモのおかげ!? 『コンビニで買える「やせるサプリ」「若返りサプリ」』 | 小学館」
「ヤマイモの秘力 - 極東極楽 ごくとうごくらく」

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・現在の医薬品とは有効成分の精製品

では現在流通している医薬品(西洋薬)とは何なのかと言うと、
「有効成分の精製品」です。

前述した様に、同じ柳でも葉か樹皮かによって効能が変わります。
含まれている成分が違うんですね。
この医薬品として必要な特定の物質のみを抽出、精製してお薬は作られます。
ヤムイモでは「サポゲニン」が抽出され、ステロイド薬になるんです。

勿論、この精製物は特定の物質のみを摂る事が可能なので少量で良く効きます。代わりに劇薬にもなり得ます。

西洋薬に慣れている方で、漢方薬を「多い」「飲みづらい」と感じた方はいらっしゃらないでしょうか?
あれは西洋薬が精製されて少量である為に、
無臭であったり小さな錠剤に変えられているのに対して
漢方薬は精製されておらず量が多くて僅かに匂いも残っている上に、顆粒だったりするので飲みづらいのだと思われます。

漢方薬の材料は何が有効成分なのか解明されていない物が多く、更に複数の材料を組み合わせる為に大変複雑です。
その為に特定の成分を精製される事がなく、西洋薬と比較して副作用が少なく体に穏やかに効く物が多いです。

「第15章 漢方薬に関する発明」


ここまで読んで下さった方は、じゃあ何故健康食品やサプリメントは効かないのかと思われる方もいらっしゃるかも知れません。

全ての原因は、詐欺まがいの粗悪品を売りつける販売業者と、規制がほぼ無いも同然の法整備にあります。

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2.ほぼ自由に看板を掲げられる日本の「サプリメント」と「健康食品」


・日本のGMP

「GMP(Good Manufacturing Practice)」をご存知でしょうか?
GMPとは製造管理、品質管理の基準で、
日本では医薬品、医薬部外品として売る製品はこの基準をクリアしなくては販売出来ません。

GMPには3要件が求められ、

1.人為ミスを最小限に抑える
2.医薬品の汚染、品質変化の防止
3.高品質維持システムの構築

が挙げられます。
つまり誰が製造に携わっても高品質で安全な物を作る環境を整える為の基準、という事ですね。

じゃあ安心、と思われたかも知れませんが、いいえ それは違います。
何故ならばGMPは国により適用範囲や基準がばらばらで、
日本のGMPは世界的に見て最低基準
に位置しています。

更に日本はサプリメントや健康食品にGMP認証を取得しなくてはいけない法律はないのでやりたい放題なんです。

これが日本で多くの品質不良のサプリメントや健康食品が出回ってしまう理由で、
つまり国の基準が緩い為に医薬品に近い高品質な物から毒にすらなる最低品質の物まで、同じ「サプリメント」や「健康食品」の括りで販売されてしまうんです。


「悪貨は良貨を駆逐する」と言う有名な言葉がありますよね。
この意味は流通上では同じ価値を持つ金貨でも、
金の含有量が多い金貨(良貨)は非常時の為に箪笥の中にしまい込まれ、
金の含有量の少ない金貨(悪貨)ばかりが世に流通していくと言う意味です。

これは今現在、日本のサプリメントや健康食品の業界で起きている事と同じです。

同じサプリメントや健康食品に分類されていても、
悪い原料を使用し、中身がすっかすかで、むしろ健康被害まで出してしまう様な物は安く簡単に仕上げられ、大量生産されて世の中にばら撒かれます。
そのお金がまたCM等の販売促進に回され、どんどん流通します。

逆に良い物を使用して原料が高く、手間暇苦労をかけられていたり、
生産に工夫の凝らされたものは高くて広まらず、
悪い物にどんどん埋もれてしまいます。

製造中止になってしまった「鯉油super」が良い例ですね。

こういった事例が重なるとどうなるか。

健康食品、サプリメント=
効かない、胡散臭い、詐欺まがい、医薬品もどき


こういう概念が人々に植え付けられていく訳です。

お心当たり、ありませんか?

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・アメリカのcGMP

所でアメリカでは、サプリメントや健康食品を病気予防や病気の治癒に使用なさる方が非常に多いです。
これにはアメリカならではの切羽詰まった事情があるのですが、それは後述します。

その為にアメリカのサプリメントに対する基準は相当に厳しく、
政府が本腰を入れて安全管理を主導しているので高品質で安全な物が生産されています。

この基準が、世界で一番厳しいとさえ言われる「cGMP」です。

「c(current)」とは「現在」、「最新」といった意味があり、
厳しい基準が更に時代に合わせて更新されていきます。

その上アメリカでは2007年に全てのサプリメント業者がcGMP認証を取得する事を義務付け、取得できない業者は販売禁止となりました。

「米国ではcGMPを取得していない健康食品は販売禁止に | FOOCOM.NET」


さて、前述したアメリカならではの切羽詰まった事情とは、
「病気をしたら破産」とも言われる、世界でもトップクラスの超高額医療です。

アメリカではトランプ大統領が「オバマケア」を見直すと発言して日本でも一時話題になった有名な話ですが、
アメリカでは医療費が大変高額で、自己破産の過半数を占めています。

※オバマケア・・・
全国民が民間保険に加入する義務と罰則を課し、
低所得者や持病持ちの人でも加入できる様にした医療制度。


どれ程高額かと言うと、急性アレルギーで病院に45分、
出されたお薬が胃薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド、以上。
この診断で562万円請求される程に高額なんです。
それは自己破産の過半数を占めますよね、病気をしたら人生終わりです。

但しこれは保険に入っていない場合の話で、先程の金額は保険会社が払った金額です。患者本人は3万2千円しか払っていません。

なぜこんな事が起こるかと言うと、日本と違いアメリカでは医療機関の処方薬、人件費、手術代は国ではなく病院が決めるんです。
その為に価格が高くされてしまうそうです。


日本では相互扶助(助け合い)の精神に基づいた「国民皆保険制度」があり、全ての国民は何らかの公的医療保険に加入する事で医療の必要な方へそのお金を回す制度を取っています。

その為に自己負担が非常に低く、大抵の病気では「高額すぎて治療を受けられない」といった事態は起こりません。
ただ、国民医療費の総額は毎年1兆円以上の増額となっており、破綻が目前です。
この為、政府は「セルフメディケーション(自主服薬)」を促しています。

※セルフメディケーション・・・
自身の判断で病態、創傷に合わせた医薬品を購入、使用して健康管理をすること。自己治療。
「セルフメディケーションとは|くすりと健康の情報局」


この様にアメリカで保険に入る事は非常に大切なので、全国民を保険に加入させるオバマケアは非常に画期的でした。
国主導で貧困層やすでに持病のある人でも加入できるプランを企業に作らせ、足りない分は国が補填したんです。

ただ、勿論これでは保険会社がやっていけないので当然ながら保険料全体が値上がりしますよね。
これは今まで入っていた人達には嬉しくありません、つけが回ってしまったのですから。

その上保険加入を「義務化」してしまった事で、健康で加入したくない人の自由も奪ってしまい、見直される事となった訳です。


こういった背景から、アメリカでは病気は予防しなくてはいけないという意識が非常に強く、お薬よりも安いサプリメントで病気を未然に防いだり治療に使用する訳です。
なのでより高い安全性と有効性が国民から求められるんですね。

その一環として「健康の自由運動(Health freedom movement)」という効能表示、使用の自由を求める運動が活発で、
ポール・マッカートニー等の、著名人を始めとした多くの人々が行動を起こしているそうです。


家でも以前にiHerbからアメリカで賞を取ったサプリメントを購入してみたのですが、風邪に物凄く効きました。
その主な成分はにんにくやハーブなどの食品です。
アメリカの厳しいサプリ業界で賞を取るのは並大抵の事ではありませんが、その内容は食べ物なんですよ。

現在は以前に入れていなかった添加物である「二塩基性リン酸カルシウム」と「ステアリン酸マグネシウム」が追加されてしまい家では購入しなくなってしまったので、こちらでのご紹介は控えさせて頂きます。

iHerbについては

こちらの
「風邪薬とFIP治療[FIP治療におけるビタミンCの重要性]」
をご覧下さい。

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・アメリカのcGMPと日本のGMPの落差

詳細は


こちらのサイト様をご覧頂きたいのですが、
日本のサプリメントのGMP基準は「ここまで!?」と言う程甘いんです。甘々です。甘々々です。
例えば

製造工程のガイドラインはアメリカで815ページ、日本は5ページ。

品質管理の厳しさは任意。

成分が表示通りに入っているか、
体内で溶けるか、
異物混入の確認、
ぜ~んぶ確認しなくて良し!

です。

勿論認定機関の立ち入り検査なんて必要なし!

です。

・・・何かの冗談でしょうかね。
勿論これは我が国の、冗談の様な現実ですが。

付け加えますと、
アメリカは全てにおいて義務が課され、
抜き打ち検査も入ります。

こんなあってもなくても同じ様な基準すら任意。
これでサプリ業界がまともな筈、ありませんよね?


ただ、実は日本のGMP認証機関は2つあり、
内一つはcGMPに近い程厳しい機関だそうです。

ですが予想通りのお知らせだと思いますが、
日本企業のGMPは殆どが緩い方で取得されています。


良い方


悪い方


この「悪い方」である
「公益財団法人 日本健康・栄養食品協会」
の名前をよく覚えておいて下さいね。この後も出てきます。

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3.トクホ(特定保健用食品)もろくでもない

「トクホ」とは特定保健用食品のことです。
一般的に医薬品、医薬部外品以外は「~に効く」といった表示は景品表示法違反に当たる為に不可なのですが、臨床試験データを示した上で消費者庁の許可を得て効果の表示が許可された商品がトクホに当たります。

でもこれ、お金さえあれば許可が取れる仕組みなんですよ。


・「トクホ」を取っていたのに危険性を指摘されて販売禁止になった、花王の「エコナ クッキングオイル」

10年程前の事件ですが、花王の「エコナ クッキングオイル」に発癌の可能性がある物質が多く認められるとして発売を中止する事件がありましたよね。あれもトクホです。

健康に良いという認証を受けて販売された筈なのに、あれ?と思いますよね。

実は油はただでさえ製造方法に様々な問題があり、
特にトランス脂肪酸は殺人的です。

油は元々(当然ですが)色も匂いもあるのですが、
それを無色、無臭にする為に

・苛性ソーダ
・シュウ酸
・リン酸
・硫酸
・塩酸

などの危険な薬剤を使用して、更に高温処理を施します。
その結果、人体に有益であったはずの脂肪酸
人体に有害なトランス脂肪酸に変化してしまいます。

アメリカでは2018年6月以降のトランス脂肪酸の食品添加は全面禁止され、これにより心臓疾患の死亡者数を年間数千人救えると言われています。

「米、トランス脂肪酸の食品添加禁止 18年6月から | 日本経済新聞社」


そう言えば以前に見かけた韓国のお菓子で、
パッケージに大きく”トランス脂肪酸0”と書かれてあった物があります。

日本ではこの様に表示すると大企業に目を付けられてしまうそうで、「表示する事が出来ない」と良心的企業である「オリエンタルカレー」の販売員の方が嘆いておられました・・・。
(カレーのルウは大量の植物油脂で固められている為)


脱線してしまうので油のお話にご興味のある方は下記ページをご覧頂くことをお薦めしますが、私は抗酸化作用の強いオリーブ油や米油をお薦めします。
これらにも製造法に問題がある物もありますが、普通のサラダ油よりもずっとましです。


※参考ページとして
「Ph.ドクターGの健康塾 トランス脂肪酸にまつわる“危ないお話”-2」
「加工食品のこわさ…知っていますか?|オルターの魅力 | 安全な食べものネットワーク Alter【オルター】」
「食用油の基礎知識(及び反論者の思考解析)」
「油について」

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が、トクホの問題はそこにはありません。

そもそもトクホが効かない事に問題があるんです。


・お金を積むと取れるトクホ

トクホの仕組みをざっと説明すると、臨床試験データを示した上で審査機関と認定機関を通り、合格すると消費者庁からトクホ認定が受けられる事になっています。

ですがこの両機関はどちらも官僚の天下り先として知られています。

トクホの認定の為には臨床試験による膨大な費用が必要となります。
1商品につき、ざっと数千万円~1億円越えの規模です。
この事からもお金のある大企業しか取得出来ない仕組みなのは明らかですが、更にこの研究はそもそも「トクホを取らせる為の研究」なので、この臨床データは全くあてになりません。

どれだけあてにならないかと言うと、
エコナで言えば「肥満、中性脂肪が高い方にお薦め」と謳いながら実際に実験したのは糖尿病患者であったり、調理せずに飲ませたり(!)という滅茶苦茶な使用法で研究してしまう程です。

更に担当者はちゃんとした実験をして効果が得られなかった事を筑波大学の名誉教授に問い詰められると、
「肥満ではない方、成長期の子供に効果はない」と認めたそうです。

なのに「誰にでも効果が出る」と販売していたのですから言葉になりません。

「『トクホ』は廃止を! - 社会:オピニオン:教育×WASEDA ONLINE」


このあてにならないならない研究論文、
どこが効果を認定していると思われますか?

そう、ここで出てくるんですよ。

「公益財団法人 日本健康・栄養食品協会」 が。


日本のサプリメント業界の質を著しく低下させており、
あってもなくても同じ様な形だけで甘々でゆる~い「GMP」認定を行うあそこです。

ここには天下りの役人が座る椅子が用意されており、
大企業の申請をはいはいと認定してくれます。優しいことです。

認定されてしまえばこっちの物です、
億単位なんてあっという間に消費者が貢いで・・・、
もとい取り返させてくれます。

何と言ってもトクホの市場規模は年間で優に6千億円越え
効かない商品を国ぐるみで国民を騙して売ってその気にさせる、
「まがい」ではなく正しく「詐欺商売」です。


※参考ページとして
「コーラもお茶も効果なし!トクホ(特定保健用)飲料は飲むな、飲まれるな。」
「「トクホ広告」狙い撃ち !消費者庁が「天下り要求」:FACTA ONLINE」
「「トクホの大嘘」を週刊新潮が特集 | 医学博士の健康ブログ | 株式会社 国際友好交易」

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・化学兵器に登録されかけた神経毒の「人工甘味料」

更に悪い事に、トクホは安易に人工甘味料などをばんばん使用した商品が多いです。

人工甘味料の危険性については

・鬱
・精神異常
・アレルギー患者の増加
・赤ちゃんの脳に障害が出る
・脳に穴が空く
・発癌
・糖尿病の誘発
・精子減少

など種々言われており、枚挙に暇がありません。

-以下本文一部抜粋-

「アスパルテームは(中略)体内で、有害物質であるホルムアルデヒドに変換されますが、人体ではこれを無害化できないため、このホルムアルデヒドが網膜損傷を引き起こすのです。最悪のケースとしては失明することもあり得ます。
メーカーは当然のことながら、「微量であるから健康に影響はない」と言います。しかし、それは長年にわたっての使用で得られたデータではありません。

(中略)

「スクラロース(スプレンダと呼ぶ場合もある)も(中略)人体では分解されず、そのまま排出されるので無害だとメーカー側は主張してきました。
しかし最近になって、研究が進み、スクラロースが体内で代謝され、脂肪細胞に蓄積することがわかったのです。
ラットを使った実験では、肝臓に明らかな変性が見られ、毒性の影響があることが確認されています。
スクラロースは腸内細菌を 50%減らすこともわかっており、腸内 pH を上げてしまうことで、腸内菌叢を不健康的な状態に向かわせます。
食欲調節機能に支障をきたし、結果的に体重を増加させることにもつながっていきます。」

(中略)

「アスパルテーム、スクラロースなどの人工甘味料と呼ばれる物質は、さまざまなかたちで人体に悪影響を及ぼします。
慢性炎症を助長し、免疫力を低下させます。がんや白血病との関連も疑われています。

-抜粋終了-
※太字・改行・中略は筆者による


-以下本文一部抜粋-

「人口甘味料入りの清涼飲料水を1日1回の頻度で飲んでいた人は、そうでない人に比べて、虚血性脳梗塞(こうそく)を発症する確率がほぼ3倍に上ることが分かった。
同様に、認知症と診断される確率もほぼ3倍に上っていた。

-抜粋終了-


最近の研究では腸内細菌を変化させて「耐糖能」を狂わせ、
糖尿病にしてしまう
研究結果も出ています。

※耐糖能・・・
血中のぶどう糖を細胞に取り込むインスリンの働き。
異常を起こすとぶどう糖の処理能力低下から糖尿病になる。

「耐糖能 | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー]」


また、腸内細菌の異常はブログの方で度々申している様に、
アレルギーを引き起こす体質の原因になります。
上述したアレルギー患者の増加はこれも一因であると思われます。


筆者は過去数回、口にしてしまった後に大変な気持ち悪さに襲われて「毒を盛られた!」と真剣に思った物質があります。
それが人工甘味料である「アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)」、「アセスルファムカリウム」のセットです。

他に「毒を盛られた」と思った物は
「安息香酸ナトリウム」の入ったお刺身醤油でした・・・。
その当時はまだそれ程知識もなく、とにかくこの成分は体が拒否して危険だから名前を覚えて避けようと考え、以降原材料にこれらが入っている物は一度も購入したことがありません。


この合成甘味料である「アスパルテーム」は特にいわく付きで、
米国の枯葉剤製造で有名で、現在は遺伝子組み換え会社の最大手である「モンサント社」の子会社が最初に販売しています。
この会社はもう・・・、
言うに尽くせぬ問題があるので是非一度!是非一度!!

こちらをご覧下さい。教科書に載せたいレベルです。

話を戻しまして、アスパルテームは最初にアメリカの化学兵器会社である「サール薬品」が作り、興奮毒性、神経毒性の性質を持っていた事から
米国の化学兵器の候補に入れられました。

人工甘味料は化学兵器の研究段階で発見される事が多いんですよ。


もうこの時点で人体に有害だろうと普通なら察しが付くでしょうに、
これが日本政府のお墨付きである「トクホ」にばんばん入れられているのが現実です。

「数値」としてのカロリーを減らせれば別に人工甘味料でも何でもいいんです、それでむしろ糖尿病になっても。

お金はあるのに企業としての努力姿勢も開拓精神の欠片もない、
そんなメーカーしか取得できない「トクホ」。

これに一体何の価値があるのでしょう。


※参考ページとして
「恐怖の人工甘味料、人体と生態系を破壊 発がん性物質生成、アレルギー発症の恐れ | ビジネスジャーナル」
「人工甘味料でも「体重増加」との研究結果…ホルモンのバランスに異常」
「人工甘味料による脳梗塞・認知症リスクをどう考えるか? - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文」
「食品添加物アスパルテーム(人工甘味料)は最大無作用量(NOEL)より3ケタ低い経口投与量でもマウスに精子障害を与える」
「人工甘味料、甘く見ると砂糖より怖い?|旅行・レジャー|NIKKEI STYLE」
「人工甘味料には「増量」効果? 脳への影響が原因か | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)」
「【 人工甘味料が精子を弱くする】 - 岐阜漢方薬鍼灸専門」
「アスパルテームはもう安全なのか | オルター通信 | 安全な食べものネットワーク Alter【オルター】」
「まさに「甘い罠」!人工甘味料の種類と危険性・副作用まとめ」
「疑惑の甘味料”アスパルテーム”」
「日常生活に潜む人口甘味料、「アスパルテーム」の危険 | 健康・環境関連ニュース」
「悪魔の人工甘味料“アスパルテーム” || アスカサインエス記事」
「モンサントの話 その2 - cafelegumeのブログ」
「人工甘味料にまつわる「甘くない話」 | 田尻成美のアクアフルライフ」

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4.健康食品とサプリメントが効かないのは、「日本」だから

アメリカで医薬品の代わりに使用されたり、
厳しいサプリメント業界で受賞された物が食品で作られている事からも分かる通り、本来、健康食品やサプリメントは医薬品になり得る存在です。
ボルトは常に食べ物でドーピングしていますしね。

元来、人間の体は食べ物で作り、食べ物で治癒して来ました。
西洋薬で助かる人が増えたのは紛れもない事実です。
でも、西洋医学では助からない人を東洋医学や食べ物で治すことがあるのもまた、紛れもない事実なんです。

例えば世界中で問題になっている薬剤耐性菌がマヌカハニーでは薬剤耐性を獲得できなかったり、
抗生剤の効かない菌がマヌカハニーなら効いたりですね。
これらの詳細は

こちらの
「・抗生物質より効く例もあり、耐性菌を殺せる天然の抗菌剤」
をご覧下さい。


なのに健康食品やサプリメントが「効かない」と言われるのは、余りにも日本でまがい物が横行し過ぎているせいです。
ちゃんとした物を選び、使用する事が出来ればそれは医薬品に近い~同等以上の価値を得る事も出来るんです。

その為には消費者が賢くあり、
ただ「サプリや健康食品は効かないから」と考えるのではなく

・良い商品を見分ける事
・安いだけの悪い物を購入しない事
・詐欺まがいのメーカーから購入しない事

が大切です。

消費者には最強の権利である、「選ぶ権利」があります。
言い換えれば「不買運動」が出来ると言う事です。

悪い物は買われない、儲からない、じゃあ作らない。
これが商売ですよね。
私達消費者が賢くあれば、メーカーも正しくなっていきます。

「鯉油super」の様な、超良心的なメーカーが割を食わずに済むのです。


トクホの件でもお分かり頂けると思いますが、国は何もしてくれません。
むしろ業界の質を落とす事に多大なる貢献をしています。

悪貨が良貨を駆逐しない様に、
良貨ばかりが流通する国にすることは、私達消費者にしか出来ない事です。

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5.良い商品の選び方

安全で良い商品の選び方は、やはり原材料を確認する事が基本です。

ブログの方では繰り返し繰り返し申しておりますが、
何かを買う時にはそれが食べ物でなくとも必ず原材料を調べ、
分からない名称があればその名称+毒性で調べて下さいね。

+安全で調べると売りたい側に行き当たってしまいます、必ずマイナスの言葉で調べて下さい。

また、安全だと主張する為に第三者を装ったサイトがかなり多いので反対の意見は必ず見て、それが許容範囲かをよく考えてから購入なさって下さい。名称+毒性で調べても、ページタイトルには「危険」と書かれているのに実際のページに飛ぶと結論は「安全」と書かれている雇われページは相当多いです。こういう事を書かせる物質は、むしろ危険だと疑って下さいね。

しかもそれらが検索の上位数ページを占めていたりするのでかなり怖いものを感じます。
これは大企業が好んで使用する添加物に非常に多く、「アセスルファムカリウム」もこの口です。

その他の選び方詳細は、

こちらの「7.ビタミンCの選び方」をご覧下さい。

ご無理がなければ100円のご支援をして頂けますと、大変有り難く思います。